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Channel: GRFのある部屋
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ペダルこぐこぐ ?

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PM2.5にやられているのでしょうか?このところ、花粉症のように目が痛いし、目がかゆいのです。空を見上げりゃ、黄砂らしき物も感じられるし、一昨日の朝など、首都高に上がっても、晴れているのに全く視界が効かず、北京や香港の空見たくどんよりとしていました。皆さんは大丈夫ですか?

天気予報では、PMについて余り言われなくなったのは、何故でしょう。専用のサイトを見ると、昨日も、今日もまだ非常に多いと書かれています。花粉よりPM2.5の方が小さいので、雨が降ってもすっきりしません。風邪引いている人も相変わらず多いのですが、風邪ばかりではなく、空気の汚染も原因にあるのではないでしょうか。

火曜日の朝は、しっかりと晴れていました。まだ、PM2.5は関西までしか来ていなかったようです。最近、隣の町に行くようなときは、例の自転車に乗って出かけます。冬の間は、寒くて乗れなかったのですが、この頃は、自転車でのんびり移動するときの風が気持ちいいのです。5月の風は薫ります。庭先の花もきれいに咲いて、小さな軒先の庭も花で一杯です。路地から路地へと、あみだくじの様にゆっくりと移動をしていくのが、私の小さな自転車旅です。旅と言ってもせいぜい、隣の町ぐらいまで。杉並は武蔵野台地にあり、原則は平地ですが、よく見ると小さな川があり、その回りは、坂になっています。善福寺川沿いの和田堀公園の付近も、河岸段丘になっており、10〜15mは上り下りします。

阿佐ヶ谷駅の回りは、文字通り谷ですから、昔はよく駅の回りで浸水が起きていました。池や沼も沢山ありました。隣の荻窪も窪ですし、回りも天沼や橋の名前がついた地名も多いのです。今は暗渠になりなって解りにくいのですが、下り坂がある先には、かならず小さな川があります。下り坂があれば、その反対側は、上り坂です。私の好きな番組に、日野正平さんが、ゼイゼイ息をならして上り坂を上がっている声で番組を構成している、すこしサド・マゾ系(笑)の番組がありますが、そこまで行かなくても、上り坂が続くときには、極端にスピードが落ちます。そんなときに、南多摩丘陵を開発して作った田園都市線沿線に住まなくてよかったと心から思うのです。

私の友人のSeiboさんが、暇に飽かせて、お金の掛からない自転車に乗って、無謀にも江ノ島から境川を遡る50キロにも及ぶ自転車旅を行ったそうです。凄い!この頃、団塊の世代は、相次いで前期高齢者の仲間入りをしています。さすがの政府の年金支払い拒否の為の定年延長期間も過ぎて、何もやることのなくなった元気なおじさん(正確にはおじいさん)が、ぴちぴちと派手な格好をし、妙ちくりんな帽子を被って、そこら中を走り回っています。休みの日でなくても、結構見かけませんか?一人では心許ないし、やはり淋しいので、仲間を誘って出かけるのです。

もともと、この歳になっても、体力のいる自転車をこごうと言うぐらいですから、日頃から鍛えている人が多いのです。まして50歳前だと、まだ体力は有り余っているから、登りばかりのレース・クライムヒルに挑戦している人達も多いのです。驚きますね。富士山の麓から五合目までの標高差を、25キロ近く登りっぱなしというレースに挑戦する人もいるのです。登るに付け、空気も薄くなるし、疲労も蓄積します。こんな苦しいレースにでる人は、日頃よほど、自分をいじめたい人だと想像しています(笑)。

先日も三鷹駅から武蔵野市民会館までのたった1.2キロを歩きました。いつも出かけている家人は、少し歩くけど、すぐよ!といわれたので、意気込んで歩き始めました。1.2キロは家から阿佐ヶ谷駅までの距離と同じです。だから、最初は足取りも軽かったのですが、夕方なのに暑かった所為もあり、井の頭通りあたりまで来ると、さすがにまだ有るのかと思うようになりました。第一誰も歩いていません。井の頭通りと五日市街道は、平行して青梅方面に上がっていきます。その差は、500メートルぐらい離れているのです。そのへんまで来ると、先に見える五日市街道の桜並木がえらく遠くに感じました。日頃歩いていないむくいですね。帰りは、目の前の五日市街道を走っているバスに乗りました。やれやれ。

翌朝は、その反省もあり、紫外線の強い中、自転車にまたがったわけです。路地を巡っていると、至る所で工事が行われているのにぶつかります。必要もないのに、道路を煉瓦ブロックにして、それを補修するために一週間以上も通行止めにしている道路工事。二十人近くも働いています。理由を付けて予算を取り、工事を受注して、下請け会社に仕事を回す。現場は汗を流し、煉瓦を取り外し、また並び直す、まるでミッキーマウスの水汲み見たいな、仕事をやっています。その間に、下請け会社のお偉方は、担当者を接待ゴルフに誘っているのでしょう。

そうそう、路地を巡っていると、そのような妄想にぶつかることはなく、路地下の小さな花壇にさいた見事な花々を見ることが出来るのです。普段は、通ることのない近所の狭い路地も、時代の変遷は訪れていて、昔からの家がだんだん消えて、その後には、マッチ箱の家があっという間に建つのです。生垣や庭の大木は、無残にも切られ、何も無い空虚な空が見えたりすると、日本の政府の無策ぶりと、人間らしい生活を追いやる税制を憂います。簡単な事ですが、農地の計画的改造と住宅税の課税基準を今の120平米から、倍に引き上げるだけで、ゆとりのある住宅やな庭を持てるようになります。不公平是正のための不公平を生んでいるのです。行政の縦割り特権の為にどれほど、生活が犠牲になっているか、ヨーロッパの国々の努力や負担を考えると、愚民政策もいい加減にしろといいたくなるのです。

おっと、自転車に乗っているだけなのに、どうして道がそれるのでしょうか?高円寺からの帰り、思い立って、中学時代の友人が住んでいた家を回ってみました。建て替えられて、場所さえも分からなくなったところも多いのですが、昔ながらの庭木が堂々と手入れされている家を見ると、まだご家族は元気なんだなと安心します。反対に、誰も住まなくなり廃墟のようにうち捨てられた家もありました。そのような家に起こっているのであろう悲劇に心が曇りました。

私のペダルをこぐこぐはまだ、隣の隣の駅までは行っていません。北は下井草の手前まで、東は中野の警察学校跡地まで。西は荻窪の杉並公会堂。南は永福町までです。杉並区の四分の一の範囲ですね。それでも、その範囲は確実に自転車になりました。これからですね。

ところで、自転車に乗っているとだんだんお尻が痛くなるのは、何とかなりますか?体重を減らせば直ると言われそうですが・・・










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