今年も桜が咲き始めました 関西へ弾丸往復
火曜の朝、関西で打ち合わせが入り、月曜の午前中の打ち合わせが終わってから、車で西に向かいました。何時もの永福で首都高に乗ると、府中あたりでトラックが横転、荷物をまき散らし、車線が狭まり、八王子まで95分の渋滞と展示板が告げています。乗ったばかりの中央高速ですが、高井戸で急遽降りて環八を東名に。東名は相変わらずの慢性渋滞です。大和トンネルの拡張工事や厚木までの拡幅工事をしないと容量を超えていま...
View Article実況録音盤がぞくぞくと
光カートリッジによってレコードの音質が飛躍的に高まり、今まで知っていたはずのレコードの音が見違えりました。特に驚いたのは、スタジオ録音では無く、リサイタルやショーをそのまま録音した実況録音盤の音です。実況録音盤でもっとも有名なのはハリー・ベラフォンテのカーネギーホールコンサートです。1959年の録音とは到底思えない素晴らしい音質と音場です。60年前のカーネギーホールにワープしたような素晴らし...
View Article横浜のMさんと夜香さんが満を持して 1
土曜日の朝、横浜のMさんから突然電話が入り、明日は大嵐になりそうなので、明日に予定している夜香さんとの訪問を今日にならないかと尋ねられました。今日の夕方は、H氏邸への訪問が決まっています。まずは夕方の時間を少し遅くしていただけるか、Hさんにメールを送りました。本来の訪問時間は、夕方の5時半頃だったのですが、おそらく七時頃にはなるとお伝えしたら、それでも、今日の方が良いとのことで、ご承諾をいた...
View Article横浜のMさんと夜香さんが満を持して 2
お二人が来られる前、emmのイコライザーと光カートリッジでGRFをならしたときに、結線を戻さなかったのは、お二人に結線の簡単な違いを説明するためです。SD05の入力が、光りのイコライザーか、何時ものMolaMolaのCD系かの違いだけだからです。その違いを理解していただくために、お二人の前でつなぎ替えました。そして、ウーファーだけでならしたときの無音状態をご理解いただき、それにトラバドール系...
View Article横浜のMさんと夜香さんが満を持して 3
前半のトロバドールのシステムが、良い音を出してくれました。私も光カートリッジ事件以前に力を入れて調整していたので、お二人にも評価していただいて嬉しかったです。夜香さんもニコニコして聴いていただきましたから、私も安心しました。さて、今一度、SD05の接続を切り替えて、イコライザー→ SD05 → GRFと言うシンプルな組み合わせになりました。今日は、先ほど届いた試聴用のemmのイコライザーでの...
View Article夜香さんのご感想
土曜は横浜のMさんといっしょにGRF邸にお伺いした。 GRFさんといえば、先日来、光カートリッジに夢中であり、これまでのLP再生とは次元の違うサウンド体験であったとブログで熱く語っている。 ご自分が納得すれば、ハヤテのごとくの実行力を発揮して、すでにご自宅でも光カートリッジの運用を開始された。友人の協力もあり、なんと最高級機のDSグランドマスターも実験中という。 さらに、トロバド...
View Article越路吹雪のリサイタルの記録
越路吹雪さんの演奏を実際に聴かれた方がも、最近は大分少なくなってきました。亡くなられたのは1980年の11月でした。まだ56歳の若さでした。偉大な歌手は皆短命ですね。最後のリサイタルも同じ年の3月に行われています。その時の録音だけは、モノラル録音なので、なくられてから急遽、会場の記録用の音源を使ったのではと推察されます。その1980年も遙か遠くになりました。もう、40年以上前の出来事です。そ...
View Article三月は光カートリッジとGRFに明け暮れました
先月、光カートリッジ以外のことを書いたのは、関西往復の日だけでした。毎日、毎日、レコードの話ばかりでした。きっかけは、Hさん邸でのサプライズでしたが、それに油を注いだのは、そのカートリッジを貸してくれた知人のおかげです。彼が何年も前に経験したことを、この1ヶ月間で追体験をしてきたからです。実際は、第一世代の出現から第三世代のGrand Masterまで7年間掛かっているのです。 私が大騒ぎ...
View Article二つの違い
今まで、トラバドールのシステムでレコードを聴けなかったのは、配置に原因があります。MolaMolaの通常のイコライザーとプリアンプ機能を使う場合、プリ出力が二系統いります。一つは、メインの80/TW3を鳴らす是枝アンプへの出力と、ウーファーのTW5を鳴らすSD05への出力です。レコードプレーヤーとMolaMolaのプリが置いてある、左側の棚とSPの間に置いてあるパワーアンプとは、距離が3.5...
View Articlekanataさんのご感想 前編
GRF邸 感想 2021.3.19 <German Physiks 80/PSD TW3 + TW5 + 40 の4+4システム> 百聞は一聴に如かず。 この音楽を実際に聴かずして想像や伝聞で語ることは到底出来ない。 往年の時代性を感じさせる音では無い、けれど単純な現代ハイエンドの音でも無い。 精緻な音でもあるが分厚く骨太で実在感も兼ね備える。 1950年代から現代まで...
View Article金曜日の夜は Oさんがレコードを聴きに
ご近所にお住まいのご常連のOさんは、装置の進歩があれば、その変化をいつも聴いていただいてます。前回は、1月の中旬でした。二年前から使っているアンビエンス付加用のGRFの上に乗っているトロバドールの40に加えて、昨年の12月からは、年末に行われるはずだったGermanの会用に開発してきた、20〜50Hzを再生するTW5を追加して、German PhysiksのDDDユニットを6台、22センチと...
View Articleようやく落ち着きました
怒濤のような一ヶ月でした。今週は知人に借りていたMaster1とGrand Masterをお返しして、もとのBenz Microを戻し、ようやく、光騒動も落ち着きを取り戻しました。全ては、その知人の親切?からは始まったからです。何も準備していなかったのに、いきなり自分の部屋が大波に襲われたようなモノです。その潮が引いても、以前の風景とは違います。 カナダからemmのイコライザーが到着し...
View Articlekanataさんのご感想 長文編 ①
GRF邸訪問 2021.3.19 1. GRF邸訪問記(デジタルシステム編) 1.1 GRF邸再訪 経緯と背景 今回のGRF邸の訪問記に入る前に、前情報として私のGRFさん(およびそのお仲間の方々)との交流の背景を少し書きたいと思います。 GRF邸には2年半前(2018年の秋頃)に1度お伺いする機会をいただきました。その時は和室のユニコーンをメインにお聞かせいただき、洋室...
View Articlekanataさんのご感想 長文編 後半
2. そして音源に在る音楽そのものへ ここまでGRF邸の音について長々と表現して来ました。しかし、実はここまで書いてきた内容はGRF邸の神髄を表したものではありません。音楽耳でなくオーディオ耳を強くすればするほど、音楽でなく音を分解・解析すればするほどに、その実像からどんどん離れていく様な感覚がするのです。それがゆえに、この長文を書いている途中で違和感に耐え切れなくなり、一旦書くのをやめ...
View Article調整のコツ
パグ太郎さんがコメントで書かれた、「何がこの感覚を産んでいるのかずっとモヤモヤしていた霧が、kanataさんの後半2部で晴れた思いです。」と、コメントされています。古い時代の昔の音の世界に戻るのではなく、現代の音で、昔の録音を再現するという意味です。装置が、現代の音にも、昔の音にも、入力された時代の音を忠実に再現する、いわゆる高忠実度・ハイフィデリティに再現できているのでしょうね。パグ太郎さ...
View Articleクールファイブの実況録音盤
歌謡曲の実況録音盤を収集していると、音の良い録音と、それほどでもない盤があります。60年代と70年代では使用している機器の性能も上がり、特にアナログ録音最終期の75年頃から80年頃までは、感心するような実況録音も残っています。しかし、何枚も実況録音盤がある一流の歌手でも、当日の体調、伴奏のオーケストラとのマッチング、によって出来不出来は随分と変わってきます。何よりも準備された編曲が、そのステ...
View ArticleOさんのご感想 レコード再生の革命
光カートリッジとemmの専用イコライザーを導入されたGRF邸にお邪魔し、その本領を聴きに伺いました。先月は旧型の光フォノイコからSD05に直結されたタンノイGRFで聴かせて頂き、その素晴らしさを理解しましたが、今回はemmのフォノイコでメインのトラバドール80のマルチシステムでの試聴です。 先ず始めにコントラバス協奏曲から始められました。初めて聴く楽曲ですが、深々とした弦の響きが素晴...
View Article長岡外盤A級を聴く ①
光カートリッジが導入されて、今まではCDのダイナミックレンジやS/N比で、負けていたレコードが盛り返してきました。何回も恐縮ですが、このカートリッジは本当に静かなのです。また、最低域の再現も、今までのレコードからは想像も付かない音が楽々となっています。そこで、久しぶりにレコード棚から出してきたのは、長岡鉄男の外盤A級セレクション盤でした。 私が学生の時、FM東海のオーディオ番組「HiFiク...
View Article長岡外盤A級を聴く ②
長岡氏曰く、「演奏は抜群、録音も最高。おそらく第二集100枚中のナンバーワン」と言われているレコードを掛けてみました。ニューヨークのエイブリー・フィッシャー・ホールでの録音です。曲は、現代アメリカのジョージ・クラムという作曲家の「幽霊の出る風景」とウィリアム・シューマンという20世紀前半の作曲家の現代音楽の組み合わせです。強烈な打楽器と金管楽器が炸裂するのが特徴のレコードです。打楽器奏者を4...
View Articleうるおいのある日本の曲 都はるみ
夜、長岡外盤A級を聴き進めていると、音は確かに凄いのですが、荒涼とした景色が広がるだけで、日本人的な共感は生まれません。打楽器の鋭い音が、空間を埋めているのですが、オーディオの楽しみと音楽の楽しみは異なる物だといよいよ気づかせてくれます。 そんなとき、先日届いた石川さゆりのリサイタルのアルバムに針を落としました。津軽海峡冬景色が大ヒットして実現できたリサイタルです。まだ他にはヒット曲はあり...
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