GRF邸訪問記 第一日目 「最後の贈り物」と「ダンテの門」に思いをはせる
前回、GRF邸にお邪魔したのは3か月ほど前のことでした。和室のDACの入れ替えをされて、安心感のあるビンテージもののCDPから出てくる音から感じる音楽の熱気、つまり温度感やエネルギー感が格段に上がっていたのに驚貸されたのがつい先日のことのようです。その直後に、さらにプリアンプも入れ替えて更に大きく変わったので聴きにおいでとお誘いを受けていたのですが、拙宅にGRFさんのご紹介のお客様をお招きす...
View ArticleGRF邸訪問記 第二日目 「最後の贈り物」と「ダンテの門」に思いをはせる
「すべての道はローマに?」 GRF邸の和室システムの進化を目の当たりにして、常識と良識を合わせて打ち砕かれた翌日、Kさんをお招きして、拙宅のHRS-130をお聴きいただきました。拙宅にお連れする道すがらも、昨日の衝撃をお話しし、如何にギャップが大きいかということをお伝えしておりました。いやはや、本日の主題が既に完全に入れ替わっております。 Kさんは以前のB&W805を一度聴...
View ArticleMolaMola Makuaのアップグレード
あの暑かった酷熱の夏から二ヶ月、毎週のように到来した大型台風の季節もようやく通り抜けて、平地にも秋が到来したようです。先週は、連日のように濃かったパグ太郎さんとの交流記事で埋まっていましたが、実際に来られたのは先々週の木曜、金曜の二日間で、その後の、土日はその記憶が薄れないように記事を書いていました。訪れる方とお迎えする方の両方の視線で書かれています。また、同時進行形で新しくアップデートした...
View Article横浜のvafanさん 和室のユニコーン訪問記
秋分の日の9月23日、1年半ぶりにGRFさんのお宅にお邪魔してきました。同じくご近所にお住いのパグ太郎さんのお宅もハシゴする企画だったのですが、パグ太郎さんのご都合が悪くなり、この日はユニコーンのある和室を独占する状況となりました。単独での訪問となると、凍てつく2013年の2月以来、5年半ぶりとなります。それ以降の訪問では、pat_mthny7205さん、BOさん、そねさんといった方々とご一...
View ArticleOさんのご感想 MolaMola Makua V2
新しくなったMolaMolaですが、それは驚きでした。 電源を入れた当初はそれほどではなかったものの、暖まってきて音質が安定してくると、デジタルとは思えない音が出てきました。その音質はアップデートされて素晴らしくなったといわれているEMMのDACがかすむほどの違いです。 端的にその違いを表現すると、その音の木目細やかさでしょうか。ありきたりですが、その出音の彫りの深さというか、声や...
View Article想い出のシャルル・アズナヴール 1
アズナヴールが遂に召されました。1924年(大正13年)生まれでしたから今年94歳でした。葬儀は歴代の大統領も参列したフランスの国葬として営まれました。棺は三色旗に包まれ、儀仗兵に担がれナポレオンも眠る由緒正しい傷病兵の病院と寺院の中庭で行われました。文字通りのフランスを代表する歌手でした。 会場では、最後に彼の曲”Emmenez-moi"が歌われ、見送りの歌となりました。最期に地の果ての...
View Article想い出のシャルル・アズナヴール 2
シャルル・アズナヴールを始めて知ったのは東京オリンピックの頃でした。シルヴィ・バルタンの「アイドルを探せ」という映画で、1964年に封切られていますが、阿佐ヶ谷の二流館のオデオン座にその年の内に来たのは定かではありません。ビートルズがやってくる ”A Hard Day's Night”と同じ頃だったとも思います。その映画の中で最後に出てくる冴えないおじさんが歌った、「エ・プルタン」という曲を...
View Article先週水曜日にロンドンに戻りました
GRFさん こんばんは。先日はありがとうございました。 先週水曜日にロンドンに戻りました。ロンドンは、周りの木々もすっかり紅葉し秋を通り越して冬の気配がします。昨日、近所のガーデンセンターに立ち寄りましたが、商品棚にはクリスマス関連商品が増えてました。 今週末、欧州は冬時間に移行します。これから12月初旬にクリスマスのイルミネーションが灯るまでの1ヶ月間は、ロンドンで最も寂し...
View Article想い出のシャルル・アズナヴール 3
私の中でのアズナヴールの印象は、ポール・モーリアが伴奏をしていた頃の、メランコリックなオーケストラを背景に歌う頃と、1968年に来日して、そのエネルギッシュなステージ姿に驚いた時期と、その動きが無くなり、でも声はさらに磨きが掛かった70歳過ぎの三期に別れます。エネルギッシュといえば、最後までステージ気迫は凄く、一時間半、ノンストップで30曲を歌いきるという、ステージにも圧倒されます。1000...
View Articlekanataさんの GRF邸訪問記 1
始まりは6月の末のGRFさんからのメールでした。文面を何度も読み返しますが、確かに私宛です。これは一体!?後から伺うと、GRFさんがお付き合いされている方々から、私のことを聴かれたようです。 振り返ること今から5年前、GRFさんがウェブコミュニティに登録されて、私は初めてGRFさんの事を知りました。丁度私が自分の音楽とオーディオの立ち位置をそれまでの現代ハイエンドから変革している折でもあ...
View Articlekanataさんの GRF邸訪問記 2
2.大きい部屋 (和室との比較を添えて) ひとしきり和室でお聞かせいただいた後、大きい部屋に通していただきました。こちらもブログ等で拝見していた「あの」GRFのある部屋です。個人的には写真よりも広く感じました。広さ、天井の高さ、床の強固さをパッと見感じました。 こちらではEmm labのSACDトラポ、MolaMolaのDACプリから特注の真空管パワーアンプを経てTroubadour...
View Articlekanataさんの GRF邸訪問記 3
4.TIPS集 ここではこの日の体験のうち、心に引っかかった事項を書きます。が、書いているうちに熱が入ってしまい大きくGRF邸の訪問記としては脱線してしまいました(^_^;)大目に見ていただけると幸いです。 ①音源のオリジナル盤論 やはりまずはコレでしょう。GRFさんも以前からブログ等で発信されておられますし、私も5年前から音源の大切さに気づいてからは一番気を遣っているとこ...
View Articlekanataさんをお迎えして
kanataさん 長文の感想をありがとうございました。私の家の音の印象を詳細に伝えていただき、とても嬉しかったです。ご指摘の通り、GRFのある大きな部屋ではコンサートホールでの感動を再現いたし、何時も聴いている和室の方の音は、クラシックばかりでは無くいろいろな分野の音楽を聴けるように調整してあります。ようやく、ソフトに含まれている残響や音場情報が出てきて、あのような臨場感を再現できてき...
View Article先々週に引き続いて アクアラインを
今週の水曜日は雨が降ったり止んだり、忘れ所に雨がぱらついてきました。九十九里に抜けるので、アクアライン経由は遠回りなのですが、羽田沖へのアクセスが、中央環状線開通以降は良いので、海底トンネルを通って、千葉通いをしました。 木更津側に行くと、お昼の時間でした。先日は時間が無く、またよく通っていたうなぎ屋さんもなくなり、コンビニの軽食とアクアラインの食堂のお蕎麦でしたので、今日は、富津の街へ降...
View Articleアズナヴールのレコード
久しぶりにシャルル・アズナヴールのレコードを整理してみました。量的には個人別のクラシック以外のレコードでは、一番多いかもしれません。レコード棚の幅を見ても、テレサ・テンより多いようです。良く聴くAznavour et Tokioなどは、三枚揃えていますし、お気にいりは複数枚持っているのが特徴です。理由は、シャンソンのレコードには滅多にお目にかかれないからです。来日記念盤で発売された輸入盤が最...
View ArticleアズナヴールのCD
アズナヴールのレコードは、新譜のアルバム数で127も有ります。今まで作られた曲は1400余り!再発もののLPや世界各国で売られているLPは約400種類だそうです。シングルレコードやCD、DCDを加えると1000種類以上でています。そして、アズナヴールの凄いのは、スタジオ録音と実況録音の質的な差が全く無い所です。何時歌っても完璧なのです。それは恐るべき事です。 80年代に入ると、時代はレコー...
View Articleアズナヴールのレコードを聞き直すと
今回、久しぶりにアズナヴールのレコードを棚から出して写真を撮り、時代別に整理をしてその音を聞いてみました。あとから中古で買ったレコードは、スクラッチ音や汚れた音がしますから、洗顔用ブラシとアルカリ水でしっかりと盤を洗い、良く濯ぎ、マイクロファイバークロスで吸水すると、盤面は見違えるように綺麗になり、物音一つ立てなくなります。 それで、針の汚れを良くぬぐってから、片面ずつしっかりと掛けて、同...
View ArticleS.Yさんの新しいCDプレーヤー
ごぶさたしています。本日から、こんなことになりました(爆)。早とちりだったでしょうか?まだ硬いですが、いい感じを予感させます と、携帯から名前も書かずにメールが入りました。写真が少しぼけていて、機種がよくわからないので、訊いてみると、 マランツのSA-10です。キリンさんのところと同じだと思うのですが、間違えちゃったかな? SA-10ならKYLYNさんと同じですね。音は...
View Article季節の変わり目を迎えて
アズナヴールの記事をまとめたり、MolaMolaのヴァージョンアップをお願いするので、Henryさんに送ったりして、この一週間ほどは、音出しが少なくなりました。そうこうしているうちに、和室の音が少しづつ勢いを失っていきました。こちらは、何もしていないのに音が変わるのは不思議です。是枝さんの所から、自分のぷりが戻ってきたときには、やはり細かさが違うと納得して安心してから、一週間以上経っていまし...
View ArticleHenry Byrsと彼のピアノ
昨日フランスから送られてきたレコードは、アズナヴールが、最初に日本に来たときに、編曲・指揮とピアノを担当していました、アンリ・ビルスのレコードでした。彼はジャズピアニストでした。アズナヴールの演奏会の伴奏は、1965年から1970年に掛けて行っていたようです。1968年に日本に来たときは、そのバックバンドを務めて、ピアノ、ベース、ドラムスのピアノトリオに、ギターとトロンバーンを加えた五人の編...
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