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Channel: GRFのある部屋
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あっという間の一週間

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例年、この時期は万を満たして訪問される方々で、千客万来の時期なのですが、今年は、ちょうどその時期にお見送りをしたので、ほとんどの約束が先送りになりました。ようやく、土曜日になって懸案の調整に入ったのですが、疲れが出てきてすぐ寝てしまう始末。T4の事を書いていた2008年頃の記事を読み返して、5年間の月日の重さを実感しています。

折角、T4を出して鳴らし始めたので、聴取位置が少し変わった影響から、よりしっくりするポイントを探し始めました。床に定規で線を引き、各ポイントを試して見ます。最初は20センチ単位ぐらいで移動をして、その三分の一ぐらいに狭め、最後はミリ単位で追っていきます。これは、モノラルの録音を使うとある程度の範囲まではすぐに調整が出来ます。間隔が離れすぎても行けないし、くっつきすぎても音場が窮屈になります。左右の間隔が適正になると、空間がしっかりと出て来ます。離れすぎていると音が希薄になるのです。密度が高まる少し手前が聴きやすいようです。

そのあたりだと目星を付けて追い込むのですが、そこからは精神の集中が必要です。あたまではなく身体が感じるので、体調の具合でも微妙に音が変わります。今日の体力だとこんなところでしょう。しっかりとピントが合ってくると、小さな音の定位もよくなり音が動き始めます。ポイントがずれていると、音に活気が出ません。音楽がどう聞こえるかで身体のバロメーターにもなります。

入力側の音の調整も大事です。特にテーブル等に乗せる場合は、しっかりと振動を遮断しないと固有の音色が付くようになります。そうなると、低域の動きが鈍くなるのですぐ解りますね。CDプレーヤーとアンプは特に振動対策が大事です。
この部屋の音場を活かすCDはPhilipsやDGGがよく合います。今日はダニエル・ハーディングとウィーン・フィルの演奏で、マーラーの交響曲第10番を掛けてみました。三楽章の終わりや終楽章の大太鼓や低弦の響きが、スケール大きく再現されればSPの間隔は合っています。こじんまりとなるようだとまだ間隔が狭いか、遠くに行きすぎています。目一杯拡げて、なるべく前の方に持ってくるのが鳴らし方のコツですね。





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