コロナ前の最後のフルオーケストラが同じ芸術劇場でのサロネン・フィルハーモニアでした。20年1月でしたから、ほぼ2年ぶりになります。その時も、フィルハーモニアの分厚い音に感心しましたし、この間のラトルのロンドン響・LSOは、一層低弦や低い音程を出す管楽器、大太鼓などが分厚い演奏で、通常の再生装置では出せない豊かな低音の動きを聞かせてくれました。
今回のパリ管は、ラベルやドビュッシーですから、...
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