先日来、何かご質問があったらご遠慮なくメールでご連絡くださいと書きましたら、数名の方からご連絡をいただきました。直に反応があるのは嬉しい物ですね。定番のSPの置き方の方法や、細かい調整の仕方、タンノイをご愛用の方、ユニコーンが気になるけど手に入らないけどどうしたら言いかとうのご質問です。
調整は、実際にその方のお部屋にお邪魔しないと細かいところまでは、解りにくいとは思いますが、現在の写真をお送りいただき、その写真から気になったところをお伝えしたりしました。写真を拝見すると、大体どの様な音がしているか、想像が付くからです。ほとんどの場合は、オーディオ雑誌のレイアウトに準じて配置されています。その配置が、本当は音に枠をはめていることが多いのが、オーディオの常識の罠ではないかと思います。
いつもお話ししていますが、SPの向きを内向きから正面に向ける、すなわち平行に置いてみると、いろいろなことが解ってきます。そのままで後ろの壁から引き出して前に持ってくるとおなじSPとは思えないほど楽々と音がなるポイントがあります。長方形の部屋を縦型に使っている時は、大体部屋の四分の一付近まで引き出してみると、音が自然に歌い始めます。その段階で、平行にして間隔をすこし狭めてみます。左右のSPの中心からヴォーカルが聞こえるポイントがあります。波の様に距離によって交互に現れます。そこが見つかれば、ほとんど完成なのです。
その位置を、写真からアドヴァイスして見ました。ご自分が納得して、そのポイントを探してみるのが一番です。コツが分かれば、再現できるようになります。何時も言いますが、双眼鏡の左右のピントのようにあった瞬間に立体像が、大きく表れるのです。その瞬間は、大きな驚きと感激ですよ。
とりあえず、平行法で後方に広く拡がる音場を味わってみてください。もちろん、音場がでるタイプと出にくいタイプのSPに分かれます。一言で言うと3ウェイ以上のSP構成では、なかなかSPが消えるような音場感は出にくいでしょう。また、正面から見て面積が大きな昔のタイプ、例えば4343などは、やはり音場が出にくい代表格でしょうね。反対にヴァーチカルツインタイプの9500などはもとのままの2ウェイで使えば聞こえてきます。しかし、3ウェイ・4ウェイとSPの位相管理が難しくなってくると音場感は減り、音質で勝負するタイプになってきます。家では、Hartleyの4ウェイや"Consequence"の5ウェイなどがそうです。
位相特性がよく揃ったSPで後ろへ上手く音が回折するタイプのSP、筆頭例はノーチラスでしょうが、45度の交差法配置がよく音がなります。QuadのESL63以降も45度が良いようです。反対の逆オルソンや思い切った対面配置でも音は自然になります。
ユニコーンはユニークな構造です。バックロードホーンの出口が、ユニットを前に持ってきた縦方向の配置では左右に、UNICORNさんや私の様に横配置で置いた場合は、前後にロードの掛かった低音が出てきます。そして中音以上は上部の一角獣の角のようなSPから360度に音が放射されるのです。その為、ふつうのSPのような前とか後ろに展開するような音場は出てきません。その代わり、SPを中心にした空間が異次元に紛れ込んだように音で埋まるのです。そのさまはまるで魔法のように空気が変わるのです。ですから部屋の大きさには余り左右されません。
狭い部屋でも壁が無くなり、壁の反射を聴いているような持ち上がった音はしないのです。六畳で十分な音がする得難いSPですね。もちろん実際に聴いてみなければこの音は想像が付かないとは思いますが。
年末からブルーレイに録り貯めていた数十巻のヴィデオを見ています。いまだに720Pの時代のプロジェクターを使用しているといましたが、やはり近寄ってみるとパネルのマスが見えてきます。黒の沈みも薄く、いろいろ気にはなってきましたが、部屋の遮光や壁の白さを考えると、中々新規のプロジェクターには投資する勇気が得られません。そうはいっても相変わらずSP方面には投資を行ってしまっています。明日、去年取り損なったドラゴンタトゥーの女の三部作目を見たら、またしまい込むつもりです。
調整は、実際にその方のお部屋にお邪魔しないと細かいところまでは、解りにくいとは思いますが、現在の写真をお送りいただき、その写真から気になったところをお伝えしたりしました。写真を拝見すると、大体どの様な音がしているか、想像が付くからです。ほとんどの場合は、オーディオ雑誌のレイアウトに準じて配置されています。その配置が、本当は音に枠をはめていることが多いのが、オーディオの常識の罠ではないかと思います。
いつもお話ししていますが、SPの向きを内向きから正面に向ける、すなわち平行に置いてみると、いろいろなことが解ってきます。そのままで後ろの壁から引き出して前に持ってくるとおなじSPとは思えないほど楽々と音がなるポイントがあります。長方形の部屋を縦型に使っている時は、大体部屋の四分の一付近まで引き出してみると、音が自然に歌い始めます。その段階で、平行にして間隔をすこし狭めてみます。左右のSPの中心からヴォーカルが聞こえるポイントがあります。波の様に距離によって交互に現れます。そこが見つかれば、ほとんど完成なのです。
その位置を、写真からアドヴァイスして見ました。ご自分が納得して、そのポイントを探してみるのが一番です。コツが分かれば、再現できるようになります。何時も言いますが、双眼鏡の左右のピントのようにあった瞬間に立体像が、大きく表れるのです。その瞬間は、大きな驚きと感激ですよ。
とりあえず、平行法で後方に広く拡がる音場を味わってみてください。もちろん、音場がでるタイプと出にくいタイプのSPに分かれます。一言で言うと3ウェイ以上のSP構成では、なかなかSPが消えるような音場感は出にくいでしょう。また、正面から見て面積が大きな昔のタイプ、例えば4343などは、やはり音場が出にくい代表格でしょうね。反対にヴァーチカルツインタイプの9500などはもとのままの2ウェイで使えば聞こえてきます。しかし、3ウェイ・4ウェイとSPの位相管理が難しくなってくると音場感は減り、音質で勝負するタイプになってきます。家では、Hartleyの4ウェイや"Consequence"の5ウェイなどがそうです。
位相特性がよく揃ったSPで後ろへ上手く音が回折するタイプのSP、筆頭例はノーチラスでしょうが、45度の交差法配置がよく音がなります。QuadのESL63以降も45度が良いようです。反対の逆オルソンや思い切った対面配置でも音は自然になります。
ユニコーンはユニークな構造です。バックロードホーンの出口が、ユニットを前に持ってきた縦方向の配置では左右に、UNICORNさんや私の様に横配置で置いた場合は、前後にロードの掛かった低音が出てきます。そして中音以上は上部の一角獣の角のようなSPから360度に音が放射されるのです。その為、ふつうのSPのような前とか後ろに展開するような音場は出てきません。その代わり、SPを中心にした空間が異次元に紛れ込んだように音で埋まるのです。そのさまはまるで魔法のように空気が変わるのです。ですから部屋の大きさには余り左右されません。
狭い部屋でも壁が無くなり、壁の反射を聴いているような持ち上がった音はしないのです。六畳で十分な音がする得難いSPですね。もちろん実際に聴いてみなければこの音は想像が付かないとは思いますが。
年末からブルーレイに録り貯めていた数十巻のヴィデオを見ています。いまだに720Pの時代のプロジェクターを使用しているといましたが、やはり近寄ってみるとパネルのマスが見えてきます。黒の沈みも薄く、いろいろ気にはなってきましたが、部屋の遮光や壁の白さを考えると、中々新規のプロジェクターには投資する勇気が得られません。そうはいっても相変わらずSP方面には投資を行ってしまっています。明日、去年取り損なったドラゴンタトゥーの女の三部作目を見たら、またしまい込むつもりです。