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Channel: GRFのある部屋
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まだまだ実験は続きます

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最近は、とみに勢いを増してきた老人力のおかげで、時間だけがどんどんと過ぎていき、やらなければならない事が溜まる一方です。"Consequence"の方は、一応一段落のところまで来ましたが、その結果、和室のユニコーンも、大阪のHartleyもいろいろと改良を加えるところが見つかりました。

和室の方は、二年半使って来たプリアンプのオーバーホールと回路変更をお願いしました。電源系のコンデンサーの交換と、出力段をSRPP回路に変更していただきました。音がフレッシュになり、低域が深くなりました。例によってシャーシーの天板は外し、足は砂の入った座布団で浮かしました。ゴム足の曖昧さが無くなり、一段とピントが合ってきたようです。

大阪のハートレーは、使用しているSD05のクロックをより正確にしたタイプと、アナログ変換を行う出力段のコンデンサーをより細かくした物を聞いてみました。音は引き締まり、低域の動きがよりリアルのなります。その回路変更を行って貰う為に、50W版をサービスセンターに送りました。しかし、その代わりに繋いだクロックアップしていない100W版のおおらかな音も良いものだと見直しました。デジタルケーブルを短くして音の動きが出るようにしてきました。

酔っ払って聴く所為もありますが、この音で聞くちあきなおみやテレサ・テン、春日八郎の声は、懐かしさ以上の切実な郷愁を感じます。大口径のウーハーから楽々と鳴るヴォーカルの声は、大排気量のアメリカの車みたいな音がするのです。面白いモノですね。

東京に戻ってくると、端末を研磨していただいた光ケーブルが届いていました。PVCのケーブルではなく石英の細いタイプの端末の研磨をお願いしていたからです。100時間以上のエージングが必要だと言うことで、現在、リピート機能を利用して鳴らし込みをしているところです。デジタルケーブルと言っても、光も同軸も流れているのはアナログ信号ですから、ケーブルの素材や研磨で音が変わるのですね。  

私のところでは、余り大きな音では掛けませんが、それでも最低域から最高域まで楽々と出てくる"Consequence"の音は極めてリアリティがあります。その音がどの様に変わるのかエージングも楽しみですね。

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