Nagra4.2を4トラックに改造

プー博士です。

先日手持ちのモノラル機Nagra4.2のTCヘッドを４トラックヘッドに交換する改造を友人にしてもらいました。モノラル機なので、ステレオアンプは電池室に設置、高性能DC／DCコンバーターにオペアンプ搭載、高域まできれいに伸びた特性です。Nagraは走行系がしっかりしているのでこういう改造は意義があると思います。

ディスクリートではないためか、Quad＋タンノイでT-Audioに慣れた耳にはやや「薄い」というか「軽い」音に感じられましたので、内部のイコライザーを調節しこれまでの慣れた音に調整いたしました。ここまできて満足しています　＼(^o^)／　

違う友人に、この画像にある古いC.E.C.のCDデッキを近く改造してもらおうかと考えています。安物が高性能になるなんて見た目ではわからないのは痛快であります。まあ、どこまでやるかでしょうけど。走行系がどの程度かみてもらってから決める予定。なんやかややって遊んでいるこのごろです。

その友人はデッキのメンテナンス技術は持っているものの、Nagraなど見たことも触ったこともない、とのことで古いモノラル機を１台研究用として贈呈いたしました。それを分解したりして構造などを勉強した上で、こちらがあれこれ出した希望を取り入れてくれました。もう２度とやりたくない気配ですが、少し経つとまた挑戦したくなると想像しています（笑）　これだけコンパクトで７号リールを使えるというのは驚異的ですね。

今回の実験で古い機器も最新の回路で蘇ることがわかりました。当時の音と同じではなくてもかなり近い音も作り出せることもわかりました。故障や劣化も少なく場所もとらないパーツの搭載はまた別の機種で実験してみます。　

ぎょ！やるものだ！モノラルの4.2をステレオに改造して、尚かつ４トラックを再生できるようにするとは。何というお友達をお持ちなのでしょう。