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Channel: GRFのある部屋
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久しぶりの風邪に

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思えば、この三週間の無理が溜まったのだと思います。久しぶりに風邪を引きました。例年、花粉症の終盤に同じ様な風邪をこじらせることが有りますが、今回は、それが喉に来て、咳が止まらなくなりました。始まりは、金曜日の夜からですが、タイから夜行で戻ってきたのが、水曜日ですから、潜伏期間を考えると、タイでの冷房過多で風邪を貰ったのが原因だと思います。それが、週末になって発症したのでしょう。日曜は終日寝ていて、寝過ぎで腰が痛くなったぐらいです。疲れは日曜日がピークでしたが、喉の痛みは月曜、火曜と酷くなりました。久しぶりに近くのお医者さんに出かけたら、いつもの風邪ですね、ことしは花粉症が例年になく酷いので、どうされたか心配していましたといわれたぐらいです。

花粉症とは、大学生ぐらいから付き合っていますから、もう40年以上苦しめられています。しかし、この数年は、体質が徐々に変わって来たのか以前ほどのアレルギー症状にはならないようです。食べ物の種類やアルコールの摂取量の違いでしょう。血管を広げるアルコール、それも赤ワインや日本酒がよくないようです。だんだん、花粉症の症状が緩和されてきたのは嬉しいのですが、老化現象だと思うと、一概に喜んでばかりはいられません(苦笑)。

オーディオも体調がよくないと聴く気にもなれないものです。その意味で、外国出張と風邪のこの一週間は、ほとんど進展がありません。実際聴いても、花粉症に、風邪に、飛行機の移動による耳の負担で音が、まともに聞こえている気がしないのです。抗生物質を飲んでいる所為かもしれません。その意味で、オーディオが出来ているときは、体調も良いときなのだと思いました。

オーディオを聴かない時、寝ながら楽しめるものは小説です。東京新聞に、以前は毎日でしたが、毎日連載されている、大沢在昌氏の狩人シリーズが面白いので、前三作を取り寄せ、寝ながら読んでいました。新宿鮫とは違った視点から、新宿署のマル暴の刑事佐江を狂言回しに展開するシリーズものですが、前作の黒の狩人は中国マフィアと日本の暴力団の関係、二重スパイと殺し屋の暗躍、そして中国国家保安部職員と公安警察の駆け引き等、次から次への展開で、一気に読ませてしまいます。三作、読み通すには三日三晩かかりましたが、こちらの体調が悪く、寝てばかりいたからでしょう。新宿鮫より私は面白いシリーズだと思いました。

第二作目は、読み進めていく内にストーリーの展開が解るようになりました。何時か来た街を歩いているような、懐かしい感じもしたのです。それもそのはずで、2005年に発表された時読んでいたのです。毎回主人公が変わるので、シリーズものと感じませんでした。第一、シリーズ第一作は、1999年の刊行です。13年間掛かって第四作目に掛かっているので、今回のように一気に読まないとシリーズものとも思わないでしょう。ちなみに、第一作目はまだ活字が小さく、とても読みにくかったです。そのくらい昔の本だと言うことですね。

考えてみると、最近はこの様な本も映画も余り見ていない気がします。音楽を聴くのも、音楽会に行くのも、映画を見るのも、本を読むのも、同じ時間が掛かるからです。くだらないテレビを見ない分だけ、より有意義な時間を過ごすことが出来るのですが、また、唯一見ているクラシック番組が4月からまた減るようです。東京では、毎日演奏会が開かれていますが、地方都市ではほとんど恵まれません。コンサートホールは、立派なのですが、肝心の演奏会が少ないのです。地元の発表会レベルばかりです。クラシック音楽ばかりが音楽ではないのですが、折角入れ物を作ったのなら、肝心な催し物にも力を入れていただき、求めやすい価格で提供しなければ、日常の音楽にはならないと思われます。

武蔵野市民文化会館のような1000円から2000円で、世界一流の演奏家が聴ける環境と、東京から交響楽団に来て貰っても、9000円以上もする入場券では、その有り難みが違いすぎますね。アムステルダムのコンセルトヘボーでも当日券7500円ですよ!


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