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Channel: GRFのある部屋
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タブレット交換風景

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私の好きな鉄道番組・六角精児さんの『呑み鉄本線・日本旅」で、冬の青森をやっていました。津軽鉄道を乗ったとき、途中駅でタブレット交換のために停車している風景をみました。懐かしい風景です。むかし単線区間を走る列車は、閉塞区間ごとにタブレット交換をしていました。各駅停車は、先について通過する急行列車用にタブレットセットして待っています。それを運転席の横に飛び出したフックで拾っている風景を思い出しました。今まで走ってきた区間のタブレットは、らせん状になったタブレット回収装置に引っかけて通過しながら、止まらずに交換する風景なども60年ぶりに思い出しました。昔の風景です。

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弘前から弘南線にのって六角さんは、黒石の街まで雪の中を旅します。八甲田山の麓の街は、昔の儘で残っていました。雁木の様な「こみせ」と呼ばれる雪国独特の通路が江戸時代から残っています。その中の造り酒屋の仕込みを見学していたので、私もと、通信販売で取り寄せたのですが、運賃と代引きに料金をとられて随分と高いものになりました。そして、新酒はすっきりと言うことでしたが、取り寄せたお酒は、糖度も0度で甘口でした。しかも、番組を見ている最中に申し込んだので、NHKによる通信販売に乗せられた感じですね(爆)。



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五所川原に戻って、冬の夜の街に繰り出したお店は、北国特有で地元の方々が話されている津軽弁は、やはりほとんどわからなかったですね。お店のかたが同時通訳をしているのも面白かったです。言葉が全然わからないのは、津軽と薩摩ですね。

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先週から、新しいテレビで見始めました。出たばっかりの有機ELです。奮発して65インチにしました。今までのKUROは50インチでしたから、15インチも大きくなりました。対角線で38センチも大きくなったので、最初の半日はニュースのアナウンサーの大きさにびっくりしましたが、近くに寄っても全く粒子感がありませんから、目の前で見ると、視界が全部画面になり、映された世界に入ることが出来ます。


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二次元の画面なのですが、立体感があり、実在感が半端ではありません。この旅番組ではおいしい料理が沢山出てきますが、色も自然でおいしそうでした。



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部屋を暗くすると、何も写っていないところは真っ黒になります。上の写真は画面を写真で撮ってみました。オーディオも同じですが、背景が真っ黒になることが大切です。



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プラズマの画面は自然発光ですから、KUROは真っ暗でしたが、今回のOLEの画面はとても自然に表現するし、液晶のような角度によって明るさが異なることもありません。待った甲斐がありましたね。自然を映した描写の美しいこと。今回の車窓から写る風景も、夕方から夜の闇に包まれるときの美しさは今までテレビから見ることの出来ない新しい次元の描写力でした。


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タブレット交換は遠い記憶の中の風景にあります。房総半島や小海線や八高線などの単線運転の記憶の象徴なのです。大人からはまだ省線と呼ばれていた時代の鉄道に関わる風景は、その時代の記憶とともに私たちの心の中に静かに寝ているのでしょう。










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