家に遊びに来られた方の半数ぐらいがご存じなのは、近所の洋食屋さんです。昔は大学の相撲部や二子山部屋があり、彼らに食べさせるため、ボリュームが半端ではありませんでした。現在でも、お昼にここの定食を食べると夜はいらないぐらいあります。そのなじみのお店が、今月一杯の29日で44年間の営業を終えます。
一月ぐらい前に、最後の一週間は、行列が出来るほど来るよ!覚悟しておいた方がいいからと話していたのですが、ご夫婦ともそんなことは無いと笑っていました。しかし、私の予想が当たりました。今週は三回行きましたが、ランチも夜も満員では入れません。ご主人もくたくたです。44年間ずーっと通っているお客さんは意外と少なく、お客のほとんどが若い人でしたから、学校や転勤があればいなくなります。近所に住んでいる人ぐらいしか通い続けることは出来ないのです。都会の宿命ですね。
一緒に来た回数で一番多いのは大山さんでしょう。ボリュームのあるチキンガーリックを頬張っていました。ピーマン肉詰めも人気がありました。私の定番は、ミックスフライです。それもエビの代わりに美味しいチキンフライにして貰っていました。その方がボリュームもあり、組み合わせが、魚フライとクリームコロッケなのでエビだと全部がシーフード系になります。そこをチキンにするとバランスも合うし、量も増えるからです。
今ひとつの定番は、ナポリタンの上にハンバーグをのせたスパゲッティハンバーグです。最後もこれで締めました。洋食屋さんの太いナポリタン。先にゆでてある喫茶店風のナポリタンです。ケチャップたっぷりのスパゲッティの上に定番のハンバーグが乗せられています。懐かしい味ですね。
昔は、カツカレーが中心でした。それがだんだん魚系のミックスフライに変わっていくのは、歳を重ねてきた証拠でしょう。
いつの間にか、ご飯は半ライスになり、残ったご飯は振りかけをまぶしたおにぎりにしてくれます。大きめのおにぎりが二個出来るのがご飯の量ですから、最近はとても食べられませんでした。
ご飯のかわりに、おかみさんの故郷の秋田の名酒をコップでいただきます。平泉の山廃とか、全日空でもだされていた星の茅舎がお好みに出てきます。それをコップ酒でぐいっと飲んで、洋食をつまみでいただいてきました。
それも、今日で最後です。ご近所には美味しいお店がいろいろありました。五日市街道には、久留米の親父さんと静かだけどしっかりしたおかみさんがやっていた、博多ラーメンと長崎ちゃんぽんのお店が忘れられません。九州から送られてくる麺や材料で九州の味を提供していました。博多来るお客さんを連れて行って、本場より美味しいといって貰いました。
五日市街道をもう少し進んだところにあった中華料理屋さん。寡黙だけどユーモアもあった親父さんが、凝りにこって作っていた本格的な中華料理。本場の味でした。iさんも何回かお連れしました。ご主人が亡くなってからも奥さんが何年か頑張っていました。そこでのエビとグリーピースのニンニク味の焼きそばは、スパゲッティのペペロンチーノより美味しかったです。
小さいけど美味しいイタリアンが二軒ありました。普通だけど美味しい昔からの日本そば屋さんがこのあたりだけで三軒。お風呂屋さんが無くなるのと同じ頃にやめていきました。また、今でも地元の茨城で一番有名なおそば屋さんをはじめ、阿佐ヶ谷ではそば屋の有名店が5軒もあったのですが。そして気の置けないお寿司屋さんも二軒、この街から巣立って有名なお店になった焼き鳥店もありました。
それらのお店も、少しずつ無くなり、最後の砦だった洋食屋さんが、今日閉店になります。美輪明宏の老女優は去りゆくの音楽が鳴っているようです。四月は別れが多くて嫌いです。
一月ぐらい前に、最後の一週間は、行列が出来るほど来るよ!覚悟しておいた方がいいからと話していたのですが、ご夫婦ともそんなことは無いと笑っていました。しかし、私の予想が当たりました。今週は三回行きましたが、ランチも夜も満員では入れません。ご主人もくたくたです。44年間ずーっと通っているお客さんは意外と少なく、お客のほとんどが若い人でしたから、学校や転勤があればいなくなります。近所に住んでいる人ぐらいしか通い続けることは出来ないのです。都会の宿命ですね。
一緒に来た回数で一番多いのは大山さんでしょう。ボリュームのあるチキンガーリックを頬張っていました。ピーマン肉詰めも人気がありました。私の定番は、ミックスフライです。それもエビの代わりに美味しいチキンフライにして貰っていました。その方がボリュームもあり、組み合わせが、魚フライとクリームコロッケなのでエビだと全部がシーフード系になります。そこをチキンにするとバランスも合うし、量も増えるからです。
今ひとつの定番は、ナポリタンの上にハンバーグをのせたスパゲッティハンバーグです。最後もこれで締めました。洋食屋さんの太いナポリタン。先にゆでてある喫茶店風のナポリタンです。ケチャップたっぷりのスパゲッティの上に定番のハンバーグが乗せられています。懐かしい味ですね。
昔は、カツカレーが中心でした。それがだんだん魚系のミックスフライに変わっていくのは、歳を重ねてきた証拠でしょう。
いつの間にか、ご飯は半ライスになり、残ったご飯は振りかけをまぶしたおにぎりにしてくれます。大きめのおにぎりが二個出来るのがご飯の量ですから、最近はとても食べられませんでした。
ご飯のかわりに、おかみさんの故郷の秋田の名酒をコップでいただきます。平泉の山廃とか、全日空でもだされていた星の茅舎がお好みに出てきます。それをコップ酒でぐいっと飲んで、洋食をつまみでいただいてきました。
それも、今日で最後です。ご近所には美味しいお店がいろいろありました。五日市街道には、久留米の親父さんと静かだけどしっかりしたおかみさんがやっていた、博多ラーメンと長崎ちゃんぽんのお店が忘れられません。九州から送られてくる麺や材料で九州の味を提供していました。博多来るお客さんを連れて行って、本場より美味しいといって貰いました。
五日市街道をもう少し進んだところにあった中華料理屋さん。寡黙だけどユーモアもあった親父さんが、凝りにこって作っていた本格的な中華料理。本場の味でした。iさんも何回かお連れしました。ご主人が亡くなってからも奥さんが何年か頑張っていました。そこでのエビとグリーピースのニンニク味の焼きそばは、スパゲッティのペペロンチーノより美味しかったです。
小さいけど美味しいイタリアンが二軒ありました。普通だけど美味しい昔からの日本そば屋さんがこのあたりだけで三軒。お風呂屋さんが無くなるのと同じ頃にやめていきました。また、今でも地元の茨城で一番有名なおそば屋さんをはじめ、阿佐ヶ谷ではそば屋の有名店が5軒もあったのですが。そして気の置けないお寿司屋さんも二軒、この街から巣立って有名なお店になった焼き鳥店もありました。
それらのお店も、少しずつ無くなり、最後の砦だった洋食屋さんが、今日閉店になります。美輪明宏の老女優は去りゆくの音楽が鳴っているようです。四月は別れが多くて嫌いです。