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Channel: GRFのある部屋
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ひさしぶりにToddさんが

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2009年の八月末にお子さんの入学を契機にロスに戻っていたToddさんが、久しぶり遊びに来てくれました。仕事では、何度も戻っては来ているようですが、香港やバンコックのショーの中継点ぐらいにしか考えていないので、いつも日本の滞在時間が少ないようです。今回は、アメリカでは非常に費用の高い内視鏡での人間ドックも行ったそうです。本当は,土曜日にあうはずだったのですが、検査後の為、アルコールが飲めないので、一日延ばしました(笑)。

早速、とっておきの赤ワインで乾杯して、まずはユニコーンから聴いていただきました。前とまったく違う音に彼もビックリ!ユニコーンの中に、ウーハーが入っていると思ったそうです。アメリカでも友人の代理店が扱っていた同じ形のユニコーンを聴いたことがあるそうですが、この様な雄大な低音を聞いたことはなかったからです。

ユニット交換の顛末や、ユニット交換を契機に始まった、ユニコーン復活プロジェクトにも、興味津々でした。この音なら、誰が聴いても驚くだろうと,お墨付きを頂きました。送り出しのemmとCD34の音の違いも驚いて貰いました。SACDは細かい音がしっかり聞こえるけど、CD34のしっかりとした音の良さにも、感心していました。彼が録音してくれたDSDのファイルも聴いて貰いました。先日導入したKORGのDAコンバータとWEISSも聴き比べです。DSDのままだと、自然で柔らかすぎて、押しが足らなく聞こえるので、あえて176KHzのPCMに変換して聴いてみると、低域が盛り上がってきます。

彼の代表作のLa Segundaを聴いてみました。彼のリクエストで、14曲目の低域の広がりと、3曲目のバスクラリネットの深い音を聴くと、彼の顔が変わってきました。 部屋の大きさを感じさせない広々とした教会の空間が左舷されているそうです。録音をした人のコメントですから、嬉しいですね。

その音から、録音時の事や演奏者の事を話してくれました。アルゼンチンの田舎の大平野の中の教会でも録音風景です。アルゼンチンの草原というと、何だかお肉が美味しそうなところです。ドイツで日本に入ってこないアルゼンチンのステーキの美味しかった話をしましたが、ベジタリアンの彼は、お肉もムール貝も食べないので,折角の美味しいはなしが噛み合いません(笑)。

そのユニコーンを鳴らしている、アンプにも興味津々で、シンプルなプリアンプと楽々とユニコーンを駆動しているKOREEDAアンプの音の良さにもビックリです。これらのアンプは海外に持っていったら、大変に評判になると感心していました。同感です。細心の回路設計と吟味されたパーツが醸し出す、音は、ユニコーンの個性を一際引き立てています。

彼に収録して貰った、KUNIZO BIG BANDも大音量で掛けてみました。彼は、この演奏で、アナログ・レコードを切ってみようと提案してきました。面白いかもしれません。厚みのある演奏は、CDよりアナログレコード向けかもしれないからです。楽しいですね。

そこで、GRFのある部屋に移って、彼が作ったLa Segundaのアナログレコードを聴きました。今日は、T4とSound Design の SD05の組み合わせです。たっぷりと切られたレコードの安定した音も素敵ですね。CDが、上手く再生できていない方は、このアルバムにはこれだけの音が入っていると驚かれると思います。

Baroloの美味しいワインが心地よく回ってきました。Nagra T-Audio に換装した4トラックの音も聴いて、2トラックのマスターテープを彷彿とさせる音には、感心してくれました。テープと言えば、大量にアメリカから購入したとき、一旦、タッドさんのお宅に送って貰い、そこから、航空便で、送って貰ったのです。ついこの間のことだと思っていたのですが、もう、4年も経つのです。我ながら、同じ場所をぐるぐる回っているのだと、呆れました。久しぶりに会う友人とは、時間が圧縮されるから面白いのでしょうね。


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