Quantcast
Channel: GRFのある部屋
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2271

先週の土曜日の夜は

$
0
0
午前中は、こちらの涼しい風を満喫してから、東京に戻ります。今日の夕方は、遠方よりお客さんが来られます。ベルウッドさんも来るので、真澄でも仕入れないと行けないかな(笑)。

真澄ではなく舞姫にしました。でも、前回デーンちゃんが残していった、山廃タイプを先に開けたら美味しくて、ベルウッドさんは、私のお気に入りの錫の打ち出しのぐい飲みで、ぐいぐいとやっていました。おっと、今回は日本酒の会ではなく、KYLYNさんのお友達のakahanamizukiさんが、日本海の街から我が家の音を聴きにやってこられるのです。web友達のベルウッドさんも参加されて、日本酒の会!?いやいや、家のオーディオを聴く会を催しました。その紹介者のKYLYNさんも参加されたら、また、おシャケが5本コースでしたが、今回は、二本で打ち止めになりました。デーンちゃんに感謝しつつ美味しいお酒をいただきました。

家の音を初めて聴かれるアカハナミズキさんは、快活で声の大きな面白い人でした。オーディオファンには、珍しいタイプの方です。音楽にも大変詳しく、CDも4500枚!も持っているそうです。CDは嵩張るから大変ですね。最初は、ユニコーンの自己紹介も兼ねて、定番のショスタコビッチの15番、ハイティンク・ RCOのSACD盤です。最近よく家でユニコーンを聴かれている、ベルウッドさんは、ウォーミングアップ不足では、早速厳しいご指摘。30分前にようやく出張から戻ってきたばかりなので、確かにウォーミングアップが不足しているのですが、静電ブラシで、チタンの振動板の表面にうっすらと積もった埃を払ってあげると、少しは見通しが良くなりました。

しかし、懸念することなく、曲が進んでいくとアンプの音もウォーミングアップしてきて、すぐにいつもの音になりました。演奏会から直行されたベルウッドさんの耳はなかなかごまかせません。私は、昨日の晩、茅野で窓を開けっ放しで寝てしまった報いで、少し風邪気味です。高速を走ってくると、耳が落ち着くまで本当は三時間ぐらい掛かりますので、今日の耳はあまり自信はありません。

同じ、RCOでも、ハイティンクとヤンソンスの違いも聴いていただきました。ドヴォルザークの八番の二楽章です。良い曲ですね。私自身は、セルやケルテスのハンガリー人の指揮者の演奏が好きです。ヤンソンスは、ラトビアの人です。akahanamizukiさんは、クラシックに集中し始めたのは、比較的新しく、それまでは、アメリカのソウル系の音楽を聴かれていたそうです。それでも集中力のある方で、クラシックを聴き始めてからは、新潟のリュートピアでの定期会員になられたり、川崎のミューザまで遠征されて聴きに来られるそうです。

男性の声が聞きたいとのことで、私の好きなベルゴンツィの日本の公演から、アンコールのオーソレミオを聴いていただきました。大阪のフェスティバルホールの聴衆を興奮のルツボにした圧倒的な名演です。私も、この前日新宿のセンターホールで聴き大変興奮しました。20世紀を代表する名歌手の一人です。圧倒的な声と言うことでは定番のトニー・ベネットのブルースアルバムで、最初のダイアナ・クラール、二曲目のスティービー・ワンダーを聴いて貰いました。どちらもトニー・ベネットの声に圧倒されます。先日、東京で87歳でも公演があったそうです。凄いですね。

このあたりで、一本目が空きました。続いて、二本目もおなじデーンちゃんの作られた特別酒を!ベルウッドさんは、黙ってぐいぐい。つまみもようやく到着して、あっという間になくなりました。akahanamizukiさんは楽しいお酒で、いっそう、声のボリュームも上がって、絶好調に。しかし、身体に良く響く良い声の持ち主です。さぞやカラオケは凄いだろうなと予感させます(笑)。

その後もいろいろと掛けましたが、二本目のお酒が入ると、細かいことはどうでも良くなります。テープからおこした5.6MHzのファイルも聴いていただきました。お酒も進み、音楽もどんどんいろいろな分野がかかり、盛り上がっていいたら、急に、ベルウッドさんがお帰りになるというので、時間を見たらもう、11時近くになっていました。面白いと本当に時間が経つのは早いですね。ベルウッドさんを見送ってからは、隣の部屋で、T4の平行法とGRFの交差法を聴いても貰いました。

お酒が入るとT4の細かい音場はどうでも良くなり、包まれるようなGRFの音を聴いて貰う事に。前回、デーンちゃんに実験して聴いていただいた、ターンテーブルの上にはいつもの森進一が乗っていましたので、そのまま聴いていただきました。こちらは大変気に入っていただいたようです。ステージの被り付きで、尚かつすべてを見渡せる位置です。GRFのアナログの音は楽しいです。最後は、和室に戻り、Toddさんの録音を聴きながら、ウイスキーを重ねました。その時は、音楽の事ではなく、仕事や、事に当たる心構えみたいような話をしたようです。余りよく覚えていません(笑)akahanamizukiさんがお帰りになられたのは、深夜をまわっていました。快活な声が、消えると家の中はもう静まりかえっていました。楽しい夜でしたね。





Viewing all articles
Browse latest Browse all 2271