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Channel: GRFのある部屋
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ファイブ・カード?

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一昨日、デコラを聴きに来られたかたがたは、みなベテランで五十代だと思っていました。宴たけなわのころ、皆さんのお年をお聞きすると、1960年から1964年まで、一つ違いで並んでいることが判明しました。Taoさんがストレートフラッシュだと言われたのが印象的でした。最後にジョイントされたOさんが来られる前の事です。

一昨日来られた、チューバホーンさん、Dolonさん、Taoさん、夜香さん、A氏さんは皆さん一つ違いの年子のように並んでいたのです。48歳から52歳までですね。あと二日で、49歳から53歳になりますが(笑)。それより一回りも上の私達団塊の世代もそろそろ世代交代の時期だな〜と、この光景を見てて思いました。

翌日の昨日の夕方は、同じ歳同士があつまる年末恒例の忘年会でした。いつものようにワーグナーが大好きなN君、工藤システムを使っている高円寺のM君、そして、吾輩は猫であるで登場したO君です。いつもはこれに、S君が仕事を終えて加わるのですが、今年は体調を壊して電話参加でした。全員が揃えば一国一城の主ばかりが揃う最強のファイブ・カードだったのに残念でした。誰がジョーカーなのかは問いませんが(笑)。夢中で走ってきた我々も、そろそろギアを入れ替える頃なのかもしれません。

N君とS君は音楽好きだけど、それほどオーディオ好きではないので、SD05とT4のシステムを奨めました。何時も少し早めにきてワーグナーを楽しむN君のために、ユニコーンでニルソンとホッターのワルキューレを聴いて貰いました。大音量できくニルソンはとても人間の声とは思えない音の伸びとコントロールです。また、深々としたホッターの声は、神々の王ヴォータンを歌うにはもってこいの声です。フィルハーモニアの演奏もとても良いです。何よりもこの演奏が録音された1957〜1958年のシーズンはコヴェントガーデンで、上演されていてホッターのもっとも脂ののったときの声です。二人で感心しまくっていました。

そこへ、高円寺のM君が女性陣向けのケーキを持って登場です。昔はカントリーや歌謡曲大好き人間だったのですが、最近はバッハ以前の曲や古典系の演奏家の優秀録音をオール工藤さんシステムで聴かれているので、リクエストされるCDは家では聴かない曲ばかりです。この暮れなのに、一人まだ仕事をしています。忙しいことはいいことです。息子さんも二人手伝いはじめたので、将来は明るいですね。

N君は、寒いこの頃は車で来て飲まないで帰るようになりました。今回も最初は遠慮していたのですが、私とM君に説得されて代行で帰ることにしました。それからは安心して赤ワインを!結局3本あけました。寝ているのに、ワインがないと催促していたM君の今朝は大丈夫だったのでしょうか?

デコラもお聴かせしたのですが、前日Dolonさんのためにしっかりと調整してあったGRFの世界が気持ちよいと言うことで、GRFがメインになりました。赤ワインとGRFはよく似合いますから。久しぶりのO君は、ファインメットに改良した6550は初めて聴くので、その差の大きさに驚いていました。音が前に飛びだしてくると喜んでいました。そうそう、真空管アンプマニアの彼は、ユニコーン用のプリとメインアンプにも興味津々。いろいろと質問されました。私は、何を使っているから良い音ではなく、どのように使いこなすかだと思っていますので、アンプは良い音がするか、しないかの単純点で決めています。もちろん、部品の精査や吟味は必要ですし、それは方法です。問題はどの方法に進んでいくかの決定ですね。

デコラが入ったおかげで、私のレコード熱も再燃しそうです。日本有数なレコードコレクターのO君に自慢するのも何ですが、SAX盤のSzellがあと4枚、ASDも含めたClyetensがあと2枚とちょっぴり自慢したら、彼はすでに全部持っていました。少しガッカリです(笑)。しかし、レコードを聴きながら皆が異口同音に言ったのは、デコラはテープの音がすると言うことです。レコードの不安定さがないのですね。堂々と押し出してきます。安定感と信頼がやはりオーディオの決め手ではないでしょうか?

冷たい雨が降る中、皆さんが帰られていきました。来年も同じメンバーで再会したいものです。この家が出来てからはじめた15回目の忘年会が終わってそう心の中で願いました。






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