雨の土曜日は仮配線で聴いていたデコラの配線のメインアンプ部を、オリジナルの線を使って配線し直しました。雨がどんどんひどくなる午後、ご自分の半田ごて持参で、Oさんが来てくれました。今日は、じっくり元の配線に直していくからです。是枝さんのところで、なるべくオリジナルに忠実に修理していただいたアンプは、テストのため仮の配線がしてありました。動作を確認したら元の線に戻すためです。その一本一本の導通を確認しながらつなぎ替えていきます。オリジナルの鉄製のピンもそのまま再利用です。タンノイのSPについているプラグですね。これらを飛ばすと音の歪み感は少なくなりますが、同時に味わいが無くなっていきます。なるべくオリジナルに忠実に再現していきます。
カラフルな単線が仮配線です。
是枝さんの仕事ぶりは丁寧です。コンデンサー類は交換されていますね。
慎重に配線を確認しながら進めていきます。片側づつ結線を確認して、両方のメインアンプが結線し終わったら二時間ぐらいたっていました。火を入れてみると左側が点灯しません。考えられるのは、電源を供給しているプラグ周りなので、導通を再確認して、プラグを抜き差しして接触をよくしたら、直りました。早速テストの音出しです。
プレーヤーのコードを繋がない時のS/N比は格段に向上しています。やはりシールド線に戻したからですね。プレーヤーの組み立てはまだ終わっていないので、今まで使っていたトーレンスの124にSPU-AEを付けたプレーヤーで実験です。本来のDECCAサウンドとは正反対の組み合わせですが、アンプの様子は解ります。
左右のアンバランス、ハム音も消えて、静かに音が鳴り出しました。いつもの越路吹雪です。あっという間に日生劇場の空間に放り出されました。冷静に聴いても不思議なことに、左右のGRFがなっているような広がりがあるのです。S/Nが良くなった分、音楽に浸れます。
とりあえず、第二弾はここまでにして早速、ボジョレーで乾杯しました。遅々とした進みですが、確実に完成に近づいて来ました。次回はプレーヤーとの結線とプリアンプへの結線の変更です。入力端子のマシ締めも行います。ちょうど道半ばというところでしょうか。プリアンプも今は入力トランスが繋がっていますので、負荷がきついのですが、DECCAのカートリッジが繋がれば、音の色彩感がまったく変わるのは間違いありません。OさんもDECCAのIIとIIIをお持ちですから、想像がつきます。
次回のプレーヤー編に期待して今日は乾杯を続けました。飲むのが目的だという声も聞こえますが(笑)。
プレーヤーのコードを繋がない時のS/N比は格段に向上しています。やはりシールド線に戻したからですね。プレーヤーの組み立てはまだ終わっていないので、今まで使っていたトーレンスの124にSPU-AEを付けたプレーヤーで実験です。本来のDECCAサウンドとは正反対の組み合わせですが、アンプの様子は解ります。
左右のアンバランス、ハム音も消えて、静かに音が鳴り出しました。いつもの越路吹雪です。あっという間に日生劇場の空間に放り出されました。冷静に聴いても不思議なことに、左右のGRFがなっているような広がりがあるのです。S/Nが良くなった分、音楽に浸れます。
とりあえず、第二弾はここまでにして早速、ボジョレーで乾杯しました。遅々とした進みですが、確実に完成に近づいて来ました。次回はプレーヤーとの結線とプリアンプへの結線の変更です。入力端子のマシ締めも行います。ちょうど道半ばというところでしょうか。プリアンプも今は入力トランスが繋がっていますので、負荷がきついのですが、DECCAのカートリッジが繋がれば、音の色彩感がまったく変わるのは間違いありません。OさんもDECCAのIIとIIIをお持ちですから、想像がつきます。