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Channel: GRFのある部屋
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GRFが鳴っています

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体調も少しずつ戻ってきた日曜日の夜、休日だというのに仕事をしているOさんに、帰り道に寄って頂くことにしました。最近は、仕事モードの日が続いているOさんの息抜きを兼ねて、前日半年ぶりに衣替えをしたGRFで、レコードを聴いて貰いました。私自身が、部屋もすっきりした形でGRFをならすのは、半年ぶりなので、懐かしい感じさえします。

試聴位置から見た風景はこんな感じです。見慣れた風景ですが、部屋の奥行きが増して、ホールトーンが心地よく聞こえてきます。GRFで聴くレコードの音は、部屋目一杯に拡がり、実に気持ち良い音でなります。定位をしっかりと合わせると、空間が拡がります。それと、普通のレコードプレーヤーとの差は、S/N比ですね。ゴロやレコードの擦過音が無いと、全く静かで奥行きの深い音が出てきます。これは、ほとんどがアームの調整と針先の清掃です。

音場は、コーナーから前に飛び出してきます。ちょうど、T4の後ろぐらいまで来る感じです。反対にT4は後方に拡がり、GRFのあたりまで奥行きが出る・・・出るはずなのですが、今回はSPから音が聞こえます。20センチ前に試聴位置が出たのと、ソファーの前のテーブルに並んだプレーヤー群が、音を遮っているので、SPも20センチ下げたのですが、そのポイントが、部屋の一番良いところではないのでしょう。20センチ下がると当然、左右の間隔も変わります。触ろうとして、その時気がついたのですが、左のSPの位置が、すこし外よりでした。上の写真からも違うのが分かりますね。

しばらく、鳴らしていないと、これぐらい勘が鈍ります!左だけを元に戻して聴いてみます。まとまりましたが、やはり何かが違います。そこで、SP全面のフラットなところは、15センチなので、その分、左右とも間隔を縮めてみました。音はまとまり低域も出てくるのですが、すこし窮屈で暑苦しい感じです。1mm違っても全く音は違うので、一旦袋小路に入ると抜け出すのが難しいのです。その度に、モノラルの調整用に使っているリタ・シュトライヒを聴いて補正します。

そうして聴いていくと、位置は合っているのに、SPから音が離れない症状に気がつきました。そうなると、SPのユニットの増締めを行わなくてはなりません。ネジが緩んで、自分を主張しているのです。ゆっくりと増し締めしました。そして、再度、リタ・シュトライヒで音のバランスを取り直します。そして、定番のガーディナーのシューベルトの第九を聴いてみました。後方のGRFから音が聞こえてくれば良いのです。大分、近づきました。今日のところは、こんなところでしょうか?

GRFのアナログレコードに戻して、針先やカンチレバーの汚れなども、チェックしました。レコードのS/N比はレコードのクリーニングも関係してきます。Hartleyを休ませた以上、レコードはGRFでしか聴きません。これだけの音がすれば充分でしょう。

この下段は、それから、順次、ワンビットの録音が出来るようにいろいろなソーズと繋げていきました。NagraのIV-SJの4/2トラック・NagraのT-audioの4/2トラック・PHILIPSの900のDCCとカセットのデジタル出力・FOSTEXのDAT(48kHz/24bit)・TascamのHD-P2メモリーレコーダー(44.1kHz~192kHz/24bit)そして、KorgのMR1000,2000(1bit/5.6mHz)これらを駆使して、日夜、ワンビットのファイルをつくっているのです!まるで、表と裏の顔がまったく違って、クラーク・ケントみたいな生活です!?でも、本当に活躍できたら、いいな〜!






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