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Channel: GRFのある部屋
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プー博士とチェルトさんに

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プー博士とチェルトさんは、以前にも我が家に来ていただいたことがあります。その時は、ユニコーンでCDを、GRFでテープとレコードを聴いていただきました。実はお二方とも、テープ派なんです。

Autographをご自作されたチェルトさんは、バークレイから外されたHPDの他にも、ゴールドの音も楽しもうと、HPDのユニットを探しておられました。ウレタンのエッジが壊れたままで、いつかゴールドのコーン紙に張り替えようと思って茅野の倉庫に取っておいたアーデンがありました。その後、レキュタンギュラーのGRFも手に入れたので、その計画が鎮座したままでした。以前、茅野の家に来られた時に見せた、倉庫に寝ているアーデンをお見せしていたので、それを譲っていただけないかと言われました。ちょうど倉庫の整理をしていたところで、キャビネットごと持って行ってくれるならあげます、とお話ししました。

今回お会いして顛末記をきいたら、その頃は、背の高い車で、ちょうど腰を痛めていた時だったので、思いスピーカーを随分苦労して運ばれたとのこと。アーデンのキャビネットは山荘で燃やしてくださいと言っていたのですが、分解してみたら防振材にタール系の材料が、バッフルの間にサンドイッチされていて、燃やすと黒い煙が出るので山小屋では燃せず、結局、バラバラに分解して東京まで持って帰り、粗大ゴミで処理したそうです。かえってお手を煩わしたようで、恐縮しました。

しかし、その蘇ったHPDとゴールドのコーン紙は音が良くて、大変気に入っているそうです。そのHPDのお礼に上諏訪の鰻をごちそうしてくれるという、有り難いお話しになりました。それならば、チェルトさんも大変お世話になっている浜松のプー博士をお呼びして、一緒に鰻をいただき、ついでに家のQUADESL-57も聴いていただくという話しになりました。

プー博士は、普段はあまり遠乗りをされないので、今回は浜松から茅野までの大旅行になりました。愛車のゴルフGTIで、東名から清水で新東名、そして身延線と平行に52号線を上り、南アルプス市から、中部横断道路・中央高速と250キロ走って茅野まで来られ、落ち合い場所の峠の釜飯の駐車場には、時間通り到着されました。みんなでチェルトさんの車に乗り換え、下諏訪の鰻やさんに!私は、いつもは上諏訪のお店を食べ歩いていますが、下諏訪のお店には、二十年振りぐらいです。五時ちょうどに付いたのですが、前のお客でちょうど満員。名前を書くのではなく来た順番に並ぶので、列を離れられません。西日がきつい店の前で、しばらく待たされました。電車に乗ったら、皆座っていて、自分だけ立っているような、気分でしたが、二十分ぐらいで入れたでしょうか?
鰻とご飯が別々に運ばれてくる特重!白いご飯の中にも、一切れ潜んでいました。
ご飯の上に乗っけて、山椒をたっぷり振りかけ、いただきま〜す!

鰻の価格は、一昨年ぐらいから上がりっぱなしで、以前に比べて、千円から二千円ほど高くなっています。次の週が土用の丑の日なので、そろそろ満員なのでしょう。高級店なので、乗って来る車が皆高級車ですね。お薦めで、鯉の洗い、白焼、特重(ご飯お腹にも鰻が!)に車でないので、竹酒という青竹の入れ物に入った冷酒を一人だけ飲ませて貰いました。おなか一杯です。一回で二日分頂きました。それから、今一度、プー博士の車を拾い、我が家へ。

このところは、R.GRFを鳴らしているのですが、きょうは久しぶりにESL57を掛けてみました。相変わらず、端正で良い音がします。低域も充分です。プー博士も、お宅のIIILZと同じ様な音がするのには、感心されていました。私としては、今少し時間を掛けて、もっと良い音まで持って行きたかったのですが、、、Autographをお使いのチェルトさんは、タンノイの方を聞きたそうな感じでした。そこで、ケーブルを短く切って対応。じつはケーブル線は、そのあたりの電気屋で買ってきた、一番安い20番手の平行線。タンノイやESLはそれで良いのです。

GRFの方は、床が少し弱いせいか、低音が鳴り響きます。床の補強が必要ですね。しかし、ボリュームを絞っても、音のダイナミクスは変わらず、実に雄大な音がします。入力は石田さんが最後にクロックの改造したSONYの1200。SACDプレーヤーです。SACDのコンセルトヘボウの実況録音盤を聴いていました。素晴らしい繊細な音です。

三時間ぐらい聴いていただいたでしょうか?これからプー博士は、チェルトさんの山荘でご宿泊です。私は、何だか疲れが出て来て、すぐに寝ました。寝るころは、窓を開けて置いた方が良いのですが、明け方冷え込みます。チェルトさんの車に、せいかくな高度計が装備されていました。それによると、私の家の辺で、海抜900メートルだそうです。茅野の街からは、200メートル上がっていることになります。チェルトさんの山荘は、別荘地の一番上の方です。海抜は1400メートル。暑い今朝も15度しかなかったそうです。海抜差は500メートルもあります。そのままでも、3〜4度の差がありますが、森林に囲まれた別荘地は、もっと寒いのでしょう。夏は快適ですが、冬は厳寒ですね。

表が明るくなると、目は自然に開きます。5時過ぎでした。しばらく、ボーとしていましたが、昨日帰り道に、釜飯の隣の、ニトリでDVDラックを購入してきました。本当は、上の写真の以前販売していた上まであるタイプが収納力があり良いのですが、現在は売っていません。IKEAのCD Rackにしても、良いものから廃番になるのが残念です。朝、涼しい内にと思い、組み立てました。この様にテープを入れ始めましたが、順番を揃える時間が無いので、きょうは仮置きです。

後はテープが入っている、箱を運び上げ、テープを出して並べていきます。順番はまだ揃えていません。まずはどのくらい入るのか、入れて見ましたが、やはり上の4段分がないからすぐ一杯になってしまいます。それから、箱の上げ下げや、いらない物の廃棄と、倉庫へ保管分のSPの鉄製ラックを運び出しました。汗びっしょりになりました。最近は、千メートルぐらいのこのあたりでも、標高が堪えるようになって来ました。重い荷物を持っての階段の上り下りは、息が切れますね。

まだ、まだテープの整理は終わりません。次回もまた運ばなくてはと思いました。問題は棚をどういう風に上に乗せるかです。東京に戻る道すがらは、きれいな花が沢山植えられ、一斉に咲き誇っていました。原村から小淵沢あたりは、本当にきれいなところです。






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