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Channel: GRFのある部屋
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椀方さんと

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先月の中旬、関西方面に行ったとき、車だったので、大阪の椀方さんのお宅にまで、German PhysiksのTroubadour 40を運びました。去年からこのユニットに合うウーハーの製作を構想していました。ユニットが、上下にスタックされたTroubadour 80用の大型ウーハーは、横浜のMさんの所で活躍しているのは、以前報告致しました。Mさんは、その後もいろいろとアンプを換えたり、位置を微妙に変えたり、微調整を行っています。これが楽しいのですね。SP製作者の大山君と一緒に、またお伺いするつもりです。

80は、今回の様な大型のウーハーと組み合わせると、実物大のスケールがでてきますが、大阪に運んだ40は全く性格が異なります。こちらは、300Hz以下に低域がしっかりでてくるSPを組み合わせると、音が自然に繋がり、部屋がコンサート会場になります。ユニコーンより置き場所を選ばないので、使い勝手が良いですね。椀方さんのシステムは、INFINITY Reference Standard 2.5というスピーカーで、低域は30センチのウーハーを、ヴォイスコイルの巻き方を工夫して、fo付近の特性を改善してあります。中域もユニークで、双指向性のユニットで強力な磁石で駆動されています。高域は、前と後ろに二個搭載されており、前後にも音を放射するタイプのSPです。その意味では、360度放射するGerman Physiksのユニットは、椀方さんの趣旨にあっています。

私自身は、Hartleyの61センチウーハーと組み合わせようと思っていました。夏過ぎたら、大阪にHartleyを持って行き、40と組み合わせして実験しようと思っています。また、そのような大型のSPではなくて、しっかりとストロークが動く小口径のウーハーとの組み合わせも面白いと思います。その場合は、Troubadour40が置ける場所を確保すればよいので、小さな部屋でも充分スケール感のある再生が出来ると思います。T4のウーハー部分を使って実験して見ます。

その椀方さんのお宅では、ちょうど300Hzがインフィニティのクロスだったので、そのまま、中高音用の結線を40に繋いで鳴らしてみました。能率もほとんどあっていて、付属のネットワークを使い、音の調整をしてみました。結果は、まるで誂えたようにフラットの位置でピッタリ。あっけないほど簡単に音場が再現されました。ユニコーンと同じ傾向の音ですね。使い始めて30分ぐらいならすと、目が覚めてきたユニットの音がどんどんほぐれて、自然に音が伸びてきました。一緒に聴いていただいたCさんも納得の音です。

その後、40を置く台を少し高くして、インフィニティの中高域ユニットと同じような高さに調整されました。しかし、組み立て式なので、台そのものが鳴くようです。まだまだいろいろな工夫が必要ですね。

昨日は、その椀方さんが、東京に来られるというので、品川付近のホテルからわざわざ来ていただきました。途中、酒の肴を買ってきて頂いたので、到着と同時にビールで乾杯して、すぐよく冷えた白ワインに行きました。家でワインを開けるのは、先月は、Bellwoodさんが来られた時だけだったので、久しぶりです。血糖値を気にしないで良いとなると味も変わります(爆)。

椀方さんも、お酒はとても強いので、6月に飲んだときは、飲み過ぎて、先月の検査に繋がりましたので、今日は幾分控えめです。白ワインを飲みながら、米国産のステーキの話や、アルゼンチン産の美味しい味(日本には入ってこない)の話しになりました。途中で、先日、米国のスーパーから買ってきた米国産のリブステーキを、ダッチオーブン形式の蓋の付いたフライパンで、Naruさん直伝の焼き方で焼いてきて、味見して貰いましたが、大変美味しく焼けました。和牛と違って、赤身がとても味わいがあります。買ってきたときより、チルド室での熟成が進み、とても美味しかったです。

その時は、もう二本目の赤ワインに入っていましたね(笑)。聴いていただいた音楽は、マスターテープからのファイルと、emmでのSACDだったように思います。音楽より、いろいろな話が面白かったで、歓談で時間を取ってました。まだ赤ワインが残っている内に、GRFの部屋に行き、前回Bellwoodさんにも聞いていただいた、T4のガーディナー・VPOのシューベルトの9番を聴いて貰いました。やはりGRFから聞こえてきますね。感覚の中で視覚の占める割合がおおきいのでしょう。

そして、GRFで、いろいろとレコードを聴き、最後は久しぶりに、デコラも聴いていただきました。久しぶりに聴くデコラの広がりのある音は、両脇にあるGRFが鳴っているかに聞こえます。こちらも不思議ですね。楽しい晩になりました。また次は大阪でお会いしましょう!



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