夏休みのような、どこにも行かない時は、まとまった懸案を片付けていかなければなりません。それは、テープの整理とファイル化です。いつもは、Nagraのお師匠さんのCさんにお任せなんですが、少しは貢献しなければなりません。
ダビングに使用する機械は、NagraのT-Audioは、4Tr/2Tr の切り替えが出来る一台と、通常の2Trヘッドを搭載した方の一台です。また、アンプがディスクリートで構成されているNagraのIV-Sも、柔らかな響きがでるので、曲により使い分けします。こちらも純正の4Trヘッドを搭載したIV-SJと2Tr ヘッドの IV-S を使っています。IV-S は、NAB と CCIR の切り替えも出来ます。IV-S は、スペア機もありますので、どちらかに、今一つの4Tr ヘッドを搭載しようと思っています。
それに、2/38は Stellavox の音もよく、こちらも曲によって使い分けしようと思っています。柔らかなでクリアな響きが独特です。今一つは、TelefunkenのM15です。こちらは、レコードを製作するときに、使用される標準機です。家にもあるのですが、いつもは、Cさんのお宅のM15からファイル化して頂いています。何百巻にもなると、当然ヘッドも摩耗します。お師匠さんは、そのヘッドをラッピングして研磨して使われています。凄い技術です。
テープのファイル化には、この他にもDCCやDATもあります。それらを使い分けながらファイル化していくので、結構複雑な作業になります。一本ごとに違う録音レヴェル合わせや、ドロップの確認など、ただダビングすればいいと言うわけには行きません。大変手間と根気がいる作業ですね。中には、剥離をしてダメになりつつあるテープもあります。ベーキングをしてテープとバインダーを再接着しないと再生出来ないテープも出て来ました。それが、ファイル化を急いでいる理由でもあります。
皆さんも、お気づきでしょうが、装置が本当にいい音を出し始めると、音楽のテンポがゆっくりとしてきます。感覚としては、7〜8%ゆっくり流れているように聞こえます。理由は、いままでは聞こえにくかった細部まで聞こえてくるからでしょうね。そして音楽のダイナミクスがしっかり掛かると、ゆっくりと聞こえてきます。面白い現象です。38/2トラのテープは、みなゆったりとなり始めます。オーディオマニアの様に、装置に凝らなくても、38/2トラのしっかりとしたテープを聴くと、帯域もダイナミクスも、まったく違って聞こえてきます。オーディオファン形無しです。
しかし、本格的に調整した装置できく、マスターテープのクオリティの音は、今まで聴いていたのは一体何だったのだろうと、思うほどの差が出ます。家のGRFでも、スケール感と雄大さがまし、部屋が一回りも大きくなったように感じます。これは、家で聴いていただいた方の一致した感想です。
今日は、RCA VICTOR のレーベルから、ライナー・シカゴの素晴らしい演奏を聴きました。ロッシーニの序曲集は、誰もが聴いたことがあるアルバムですが、まったく違う響きで迫ってきます。
夏休みの暑気払いにはもってこいのアルバムですね。
ダビングに使用する機械は、NagraのT-Audioは、4Tr/2Tr の切り替えが出来る一台と、通常の2Trヘッドを搭載した方の一台です。また、アンプがディスクリートで構成されているNagraのIV-Sも、柔らかな響きがでるので、曲により使い分けします。こちらも純正の4Trヘッドを搭載したIV-SJと2Tr ヘッドの IV-S を使っています。IV-S は、NAB と CCIR の切り替えも出来ます。IV-S は、スペア機もありますので、どちらかに、今一つの4Tr ヘッドを搭載しようと思っています。
それに、2/38は Stellavox の音もよく、こちらも曲によって使い分けしようと思っています。柔らかなでクリアな響きが独特です。今一つは、TelefunkenのM15です。こちらは、レコードを製作するときに、使用される標準機です。家にもあるのですが、いつもは、Cさんのお宅のM15からファイル化して頂いています。何百巻にもなると、当然ヘッドも摩耗します。お師匠さんは、そのヘッドをラッピングして研磨して使われています。凄い技術です。
テープのファイル化には、この他にもDCCやDATもあります。それらを使い分けながらファイル化していくので、結構複雑な作業になります。一本ごとに違う録音レヴェル合わせや、ドロップの確認など、ただダビングすればいいと言うわけには行きません。大変手間と根気がいる作業ですね。中には、剥離をしてダメになりつつあるテープもあります。ベーキングをしてテープとバインダーを再接着しないと再生出来ないテープも出て来ました。それが、ファイル化を急いでいる理由でもあります。
皆さんも、お気づきでしょうが、装置が本当にいい音を出し始めると、音楽のテンポがゆっくりとしてきます。感覚としては、7〜8%ゆっくり流れているように聞こえます。理由は、いままでは聞こえにくかった細部まで聞こえてくるからでしょうね。そして音楽のダイナミクスがしっかり掛かると、ゆっくりと聞こえてきます。面白い現象です。38/2トラのテープは、みなゆったりとなり始めます。オーディオマニアの様に、装置に凝らなくても、38/2トラのしっかりとしたテープを聴くと、帯域もダイナミクスも、まったく違って聞こえてきます。オーディオファン形無しです。
しかし、本格的に調整した装置できく、マスターテープのクオリティの音は、今まで聴いていたのは一体何だったのだろうと、思うほどの差が出ます。家のGRFでも、スケール感と雄大さがまし、部屋が一回りも大きくなったように感じます。これは、家で聴いていただいた方の一致した感想です。
今日は、RCA VICTOR のレーベルから、ライナー・シカゴの素晴らしい演奏を聴きました。ロッシーニの序曲集は、誰もが聴いたことがあるアルバムですが、まったく違う響きで迫ってきます。
夏休みの暑気払いにはもってこいのアルバムですね。