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Channel: GRFのある部屋
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大阪の二重窓の部屋

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椀方さんが、お住まいを二重窓の設置と、バリアフリーの改造されて、S/N比の向上と暖房にとても効果があったとお聞きして、早速、その改造なったお宅を訪問しました。床は堅い木の床ではなく、柔らかめでクッションが効いています。マンションでは、下の部屋に影響を及ぼしにくい材質ですね。玄関から、ほとんど段差のないバリアフリーの構造に変わりました。南北の窓をすべて、二重にしたそうで、ほとんど外の音が聞こえません。前は、低空をとぶ飛行機の音が窓を通して聞こえてきたのですが、いまは、ゆっくりと機影だけが、窓を横切って行くだけで、音は聞こえず不思議な感じさえします。

防音効果より顕著なのは、断熱効果だそうです。床暖を止めて寝られるそうですが、止めたとき23°有った室内が、明くる朝でもまだ20°有るそうです。これは暖かいです。私の家は、内側に障子がありますが、障子では隙間がありますから、そこから冷たい空気が忍び込み、床暖の上で毛布などを掛けています。すると、そこはこたつ状態になり、一日の終わりに、そのような暖かさに見回れると、ついそのまま寝てしまいます。

椀方さんの状態を見て、自宅も、やはりやらなければと思いました。大阪の拠点は、梅田の側で便利はとても良いのですが、やはり、街のいろいろな騒音が入ってきます。特に、自動車の暗騒音が夜中も響きなんだか何時も騒がしかったのですが、二重窓にした途端、全く静かになり、これならと東京からHartleyを持ち込んだ話は、以前いたしました。その時に気になったのは、和室の六畳とリヴィングとの仕切の壁です。二間幅に一間分のふすまが入っています。それが、文字通り仕切となって音が、前の方に出て来ません。

それを、左右に少しだけ残して、半間分開口を拡げました。全部取り外せればスッキリするでしょうが、和室と洋室の区切りが無くなりますし、壁の強度的にも問題が出て来ます。隣の部屋を含めて三室を一体化すれば、横浜のM さんのような豪華な部屋が出現しますが、借り物なのでそうはいきません。友人がオーナーなので、ここまでの我が儘を通して貰いました。

どうでしょう?開口部は大分拡がりましたね。それに伴い、左右の間隔を少し拡げ、音場を拡げてみました。その分、ほんの少しだけ内向けにして、残りの壁の影響を少なくしました。今は、100WタイプのオリジナルSD05でならしていますが、次回は、クロックアップした50Wタイプを持ってこようと思いました。窓の向こうには、高速道路を通る車が見えるのですが、音はしませんから、気にならなくなりました。

午後、仕事が一段落した頃、近くのインテリジェントビルに、仕事机を置いている、Kさんが、お顔を見せてくれました。そのうち、恒例のCさんと最近はコーラスで忙しいM君も来られて、いつの間にやら、試聴室見たくなっていました。夕方まで、Hartleyでしか聴くことの出来ない深い音を聞いて頂きました。

夕方、皆さんが帰られてから、近くの気の置けない食堂を飲み屋さんにして、Cさんと今後のテープの展開を大きな声で「密談」して盛り上がりました。九時近くになって、ようやく別れた直後に、メサイヤを聴きに行っていた椀方さんから連絡が入り、また、この二重窓の部屋に戻り、Cさんが帰られたあとも、椀方さんと11時過ぎの最終まで、部屋にあったウィスキーを飲み比べていました。

二重窓のガラスをたたくかすかな雨の音に目を覚ましたら、まだ真っ暗な5時頃でした。今日はこれから札幌まで飛びます。師走の走り回る日々は、まだまだ続きます。




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