「最近コンサート通いが続いているみたいですね!東京にすんでいるとその点便利ですね。東京はクラシックでもJAZZでも毎日どこかでコンサートをやっているという世界で唯一のすごい街です。」
Seiboさんからお便りが来ました。本当にそうですね。このところ演奏会が続いているのは、偶然といえば偶然なのですが、初めて一週間に二回コンサートに通いました。直近の八日間で見れば三回も行っています。でも、今回のナヌート以外は飛び入りで、皆さんの演奏会の評をみて飛び込みで行ったものばかりです。先日のコジュヒンで味を占めたのかもしれません。今ひとつ行きやすくなった背景には新宿三丁目乗り換えの副都心線の利用があります。先週の青葉台でのエマニュエル・パユも当日雪が降ってしまったので、スノータイヤをはいている車で行きましたが、本来は副都心線から澁谷で田園都市線に乗り換えていくつもりでした。池袋の芸術劇場は新宿三丁目から急行に乗れば次が池袋です。地下道を歩いてそのまま劇場には入れるのです。
昨日の紀尾井ホールは、地下鉄丸ノ内線の四谷駅から歩いても10分は掛かりません。これで、副都心線が横浜まで直接乗り入れたら、みなとみらいホールへも一時間かからなくなるのです。相当、流れが変わるでしょう。上野の文化会館と時間的には余り変わらなくなります。サントリーホールは、大江戸線のホームから地上に這い上がるだけで、10分近くも掛かります。大江戸線が出来たのは良いのですが、いぜんとして時間は変わりません。第一、サントリーホールの演奏会は高いので余りいけません。しかし、自分でも解っているのですが、花粉症の季節になったり、暑くなったらなかなか億劫になって行かないでしょう。私は、寒い中を歩く方が好きだからです。
その演奏会場では、音楽を聞いている自分と、音を聞いている二人の自分がいます。演奏が良い場合は、音のことは忘れているのですが、オーケストラがミスったりすると、モニター的に検聴している自分に気づきます。最近はこれにうぬぼれも重なり、この演奏でこのくらいの音なら自分の部屋で気に入った演奏の録音を聞いている方がましだと、思ったりします。それは現在ユニコーンで聞いている音が相当良いからです。その理由の一つが去年の夏から使っているemmです。今年になってから当たりがでるまで4ヶ月も慣らし運転期間が必要でした。それからは、CD、SACDを問わずに1ビットの5.6MHzまでアップコンバートして聞かせてくれるemmは、盤によっては、CD34改の音を超え始めたようです。ユニコーンも乾燥しているせいか、二月に入ってからの音の向上は素晴らしいです。
それが、生の演奏会に行っても驚かない理由の一つかもしれません。オーケストラ全体のバランスがとれる位置は、空中のマイクロフォンの場所しかないのと、楽器のそばに設置された補助マイクが、普通は聞こえない音やハーモニーを聞かせてくれるので、聞いていて楽しいのです。それに現在のユニコーンが出している低音部の実在感は、なまのオーケストラに行っても驚かないのが自分でも驚きです。
シングルコーンのSP一本でどうしてこの様な音が出るのか、聴いた方しか解らないでしょう。 昨年のユニット交換から気づかされた新しいユニットの音の凄さをほとんどの方々が聴かれていないのが残念ですが、最近はUnicornが復刻されて出回ってきたので、徐々にその音の良さが広まっていくでしょう。
CDが出現したときには、聴けなかった音がいまは聞こえてきます。1982年の発売当時のCDでも、今は本当にいい音で掛かるのです。発売当初のカチカチだったり、反対にぼーとしていた音とは雲泥の差ですね。CDその物は同じですから、クロックやアルゴリズム、アナログ回路の電源等をしっかりと作り込めば、30年経っても通用する音がでるのです。そしてこのところ買い溜めていた全集ものも楽しめます。
でも、音の差は新しい録音ではその効果が大きく、1990年代以降の録音はその真価をようやく見せてきたと言えましょう。アバド・ベルリンフィルのベートーヴェン全集などは、優秀なスポーツカーにのってスイスの山河を駆け抜けているような快感さえ感じます。特にアバドのブレーキングが見事です。この音は皆さんに聞いて頂きたいと思います。しかし、アバドとラトルのベルリンフィルではどうしてこんなに音が違うのでしょうか?ところで、次期のベルリンフィルは誰が常任指揮者になるのでしょう。
アナログレコードの音と比べて、CDはいまいちだといわれるベテランのオーディオファンも居られますが、現在のCDプレーヤーの音を虚心にお聞きになられれば、どれだけ音が進歩したかが、解ると思います。しかしこのところのアナログプレーヤーの異常な価格高騰を考えると、足下を見る商売も大概にしろよ!といいたくなります。海外との価格差も以前として大きいし、インターネット時代になって、元々の価格も大幅に上がってしまったのです。
それに伴い、CDプレーヤーの価格も、信じられない価格帯まで上がっています。ベンツやBMWの高級車と同じ価格というのも、価値観の問題ではありますが、工業製品として考えると納得できません。個人が出来うる範囲で購入する価格でなければ、普及はしませんね。
富士山がかすんでいる原因は花粉でしょうか? それとも、黄砂? それとも、PM2.5・・今日は一気に目がかゆくなってきました。
Seiboさんからお便りが来ました。本当にそうですね。このところ演奏会が続いているのは、偶然といえば偶然なのですが、初めて一週間に二回コンサートに通いました。直近の八日間で見れば三回も行っています。でも、今回のナヌート以外は飛び入りで、皆さんの演奏会の評をみて飛び込みで行ったものばかりです。先日のコジュヒンで味を占めたのかもしれません。今ひとつ行きやすくなった背景には新宿三丁目乗り換えの副都心線の利用があります。先週の青葉台でのエマニュエル・パユも当日雪が降ってしまったので、スノータイヤをはいている車で行きましたが、本来は副都心線から澁谷で田園都市線に乗り換えていくつもりでした。池袋の芸術劇場は新宿三丁目から急行に乗れば次が池袋です。地下道を歩いてそのまま劇場には入れるのです。
昨日の紀尾井ホールは、地下鉄丸ノ内線の四谷駅から歩いても10分は掛かりません。これで、副都心線が横浜まで直接乗り入れたら、みなとみらいホールへも一時間かからなくなるのです。相当、流れが変わるでしょう。上野の文化会館と時間的には余り変わらなくなります。サントリーホールは、大江戸線のホームから地上に這い上がるだけで、10分近くも掛かります。大江戸線が出来たのは良いのですが、いぜんとして時間は変わりません。第一、サントリーホールの演奏会は高いので余りいけません。しかし、自分でも解っているのですが、花粉症の季節になったり、暑くなったらなかなか億劫になって行かないでしょう。私は、寒い中を歩く方が好きだからです。
その演奏会場では、音楽を聞いている自分と、音を聞いている二人の自分がいます。演奏が良い場合は、音のことは忘れているのですが、オーケストラがミスったりすると、モニター的に検聴している自分に気づきます。最近はこれにうぬぼれも重なり、この演奏でこのくらいの音なら自分の部屋で気に入った演奏の録音を聞いている方がましだと、思ったりします。それは現在ユニコーンで聞いている音が相当良いからです。その理由の一つが去年の夏から使っているemmです。今年になってから当たりがでるまで4ヶ月も慣らし運転期間が必要でした。それからは、CD、SACDを問わずに1ビットの5.6MHzまでアップコンバートして聞かせてくれるemmは、盤によっては、CD34改の音を超え始めたようです。ユニコーンも乾燥しているせいか、二月に入ってからの音の向上は素晴らしいです。
それが、生の演奏会に行っても驚かない理由の一つかもしれません。オーケストラ全体のバランスがとれる位置は、空中のマイクロフォンの場所しかないのと、楽器のそばに設置された補助マイクが、普通は聞こえない音やハーモニーを聞かせてくれるので、聞いていて楽しいのです。それに現在のユニコーンが出している低音部の実在感は、なまのオーケストラに行っても驚かないのが自分でも驚きです。
シングルコーンのSP一本でどうしてこの様な音が出るのか、聴いた方しか解らないでしょう。 昨年のユニット交換から気づかされた新しいユニットの音の凄さをほとんどの方々が聴かれていないのが残念ですが、最近はUnicornが復刻されて出回ってきたので、徐々にその音の良さが広まっていくでしょう。
CDが出現したときには、聴けなかった音がいまは聞こえてきます。1982年の発売当時のCDでも、今は本当にいい音で掛かるのです。発売当初のカチカチだったり、反対にぼーとしていた音とは雲泥の差ですね。CDその物は同じですから、クロックやアルゴリズム、アナログ回路の電源等をしっかりと作り込めば、30年経っても通用する音がでるのです。そしてこのところ買い溜めていた全集ものも楽しめます。
でも、音の差は新しい録音ではその効果が大きく、1990年代以降の録音はその真価をようやく見せてきたと言えましょう。アバド・ベルリンフィルのベートーヴェン全集などは、優秀なスポーツカーにのってスイスの山河を駆け抜けているような快感さえ感じます。特にアバドのブレーキングが見事です。この音は皆さんに聞いて頂きたいと思います。しかし、アバドとラトルのベルリンフィルではどうしてこんなに音が違うのでしょうか?ところで、次期のベルリンフィルは誰が常任指揮者になるのでしょう。
アナログレコードの音と比べて、CDはいまいちだといわれるベテランのオーディオファンも居られますが、現在のCDプレーヤーの音を虚心にお聞きになられれば、どれだけ音が進歩したかが、解ると思います。しかしこのところのアナログプレーヤーの異常な価格高騰を考えると、足下を見る商売も大概にしろよ!といいたくなります。海外との価格差も以前として大きいし、インターネット時代になって、元々の価格も大幅に上がってしまったのです。
それに伴い、CDプレーヤーの価格も、信じられない価格帯まで上がっています。ベンツやBMWの高級車と同じ価格というのも、価値観の問題ではありますが、工業製品として考えると納得できません。個人が出来うる範囲で購入する価格でなければ、普及はしませんね。