一月に知り合った東南アジアのオーディオファンが、また来日して、今度は拙宅まで遊びに来てくれました。東京にも家がある知日派なので、地下鉄の駅で待ち合わせをすると、間違いなくニコニコして階段を登って来ました。彼らを待っている間、日があるうちはとても暖かく、ようやく東京も温度が上がり始めたようです。暖かい南風は花粉も運んできますが、強風ではなかったので、まだそれほどは飛んでいません。迎えに行った時はセーター一枚でも充分な暖かさでしたが、日が落ちた後の帰り道はさすがに寒くなってきました。
彼らは東京のこじんまりとした道がめずらしそうです。それでも、どの角を曲がっても、道路にゴミ一つ落ちていない。アジアでは本当にめずらしい風景だと言うのです。確かにアジアではゴミが落ちていない国は、日本とシンガポールぐらいしかないようです。シンガポールは法律で規制してそうなっているのですが、日本は自発的になっていると、彼らも環境の良さを強調してくれます。確かにドイツやオランダ、スイス、ヨーロッパの北の方の国ではどこに行ってもきれいですが、ラテン系の国に入ると、生活の優先順位が異なり、一変に道は汚くなり、壁にも落書きが増えます。
彼らは、国では宮殿のような家に住んでいます。東南アジアの中国系の経営者階級は、戦前の日本の様な感じとでしょうか、本当のお屋敷に住んでいるのです。そのような彼らを、7畳の部屋に入れるのは、気が引けるのですが、この狭い部屋でも、全く部屋の大きさを感じさせない音がするので、そのギャップに驚ろく顔を見るのも楽しみになりました。最初は、ボリュームを上げてトニー・ベネットのPlayin with my friendsから聴いていただきました。横浜のMさん一押しのソフトです。ビックリしたようです。しばらくは声も出ませんでしたが、どうして、一発のSPだけでこれほどの、迫力有る音が出るのだと!訊いてきました。鳴らしているSPがGerman Physiksであることは、知っているオーディオファンなのです。でも、German Physiksの大きなシステムは聴かれていても、ユニコーンは聴いたことがないようです。シングルコーンでもベースの低音を楽々と鳴らすシステムに大変驚いて貰ったのです。
実は、私も驚きました。暖かくなって少し音が変わって来たようです。寒さに縮んでいた音が少しほぐれてきたように、音楽が流れ出してきます。ストレスのない音は、アルテックサウンドの様だなと、少し頬が緩んだのです。何曲か続けて聴いて貰いました。例のJohnny Hartomanの低音に痺れて貰い、Nat King ColeのSACD盤に入っている、モノラルのヴァージョンを聴いていただき、またまたビックリ。彼らが何よりも驚いていただいたのは、アナログレコード固有のものだと思っていた、熱く分厚い音が、CDから出たことに驚いているのです。CDは音が薄いと思っていたそうです。もっとも、CD34改は普通のプレーヤーではありません。熱い音がするのです。ふと、さっきMさんと交わした電話の内容が思い出されました。いよいよ、次はNaruさんと一緒に遊びに来るという事でした。
寒さに縮こまった音を聴いていた私は、Naruさんが来られるなら、やはりいろいろ整備してというと、Mさんは大丈夫、その熱い音がしていれば問題ないといってくれたのです。いま、久しぶりに相応のボリュームで聴いていると、この音なら、Naruさんも納得して、お酒の方のモードに入れるかなと、思ったりしました。
当然、東南アジアの二人組はノリノリです。とうとう、テレサ・テンのリクエスト来ました。そうでしょう、そうでしょう。でもその前に、聴いていただきたい曲があるとご披露したのが、ちあきなおみのファドです。これには、彼らも痺れました。写真を撮りまくり、しばし、ちあきなおみ特集です。テレサ・テンは、GRFでと言うことで、隣の部屋に移りました。最初は映画用に使っていたOPPOでCDを掛けましたが、今の今まで、CD34改で聴いていた耳には、やはり物足りなさそう。それではと、アナログレコードに切り替えました。港町ブルースを一緒に中国語で口ずさみ、締めは、私の大好きなテレサのGood bye my Love です。これならNaruさんが来られても平気かな?とちょっぴり、強気になった花粉症のおじさんでした(笑)。
彼らは東京のこじんまりとした道がめずらしそうです。それでも、どの角を曲がっても、道路にゴミ一つ落ちていない。アジアでは本当にめずらしい風景だと言うのです。確かにアジアではゴミが落ちていない国は、日本とシンガポールぐらいしかないようです。シンガポールは法律で規制してそうなっているのですが、日本は自発的になっていると、彼らも環境の良さを強調してくれます。確かにドイツやオランダ、スイス、ヨーロッパの北の方の国ではどこに行ってもきれいですが、ラテン系の国に入ると、生活の優先順位が異なり、一変に道は汚くなり、壁にも落書きが増えます。
彼らは、国では宮殿のような家に住んでいます。東南アジアの中国系の経営者階級は、戦前の日本の様な感じとでしょうか、本当のお屋敷に住んでいるのです。そのような彼らを、7畳の部屋に入れるのは、気が引けるのですが、この狭い部屋でも、全く部屋の大きさを感じさせない音がするので、そのギャップに驚ろく顔を見るのも楽しみになりました。最初は、ボリュームを上げてトニー・ベネットのPlayin with my friendsから聴いていただきました。横浜のMさん一押しのソフトです。ビックリしたようです。しばらくは声も出ませんでしたが、どうして、一発のSPだけでこれほどの、迫力有る音が出るのだと!訊いてきました。鳴らしているSPがGerman Physiksであることは、知っているオーディオファンなのです。でも、German Physiksの大きなシステムは聴かれていても、ユニコーンは聴いたことがないようです。シングルコーンでもベースの低音を楽々と鳴らすシステムに大変驚いて貰ったのです。
実は、私も驚きました。暖かくなって少し音が変わって来たようです。寒さに縮んでいた音が少しほぐれてきたように、音楽が流れ出してきます。ストレスのない音は、アルテックサウンドの様だなと、少し頬が緩んだのです。何曲か続けて聴いて貰いました。例のJohnny Hartomanの低音に痺れて貰い、Nat King ColeのSACD盤に入っている、モノラルのヴァージョンを聴いていただき、またまたビックリ。彼らが何よりも驚いていただいたのは、アナログレコード固有のものだと思っていた、熱く分厚い音が、CDから出たことに驚いているのです。CDは音が薄いと思っていたそうです。もっとも、CD34改は普通のプレーヤーではありません。熱い音がするのです。ふと、さっきMさんと交わした電話の内容が思い出されました。いよいよ、次はNaruさんと一緒に遊びに来るという事でした。
寒さに縮こまった音を聴いていた私は、Naruさんが来られるなら、やはりいろいろ整備してというと、Mさんは大丈夫、その熱い音がしていれば問題ないといってくれたのです。いま、久しぶりに相応のボリュームで聴いていると、この音なら、Naruさんも納得して、お酒の方のモードに入れるかなと、思ったりしました。
当然、東南アジアの二人組はノリノリです。とうとう、テレサ・テンのリクエスト来ました。そうでしょう、そうでしょう。でもその前に、聴いていただきたい曲があるとご披露したのが、ちあきなおみのファドです。これには、彼らも痺れました。写真を撮りまくり、しばし、ちあきなおみ特集です。テレサ・テンは、GRFでと言うことで、隣の部屋に移りました。最初は映画用に使っていたOPPOでCDを掛けましたが、今の今まで、CD34改で聴いていた耳には、やはり物足りなさそう。それではと、アナログレコードに切り替えました。港町ブルースを一緒に中国語で口ずさみ、締めは、私の大好きなテレサのGood bye my Love です。これならNaruさんが来られても平気かな?とちょっぴり、強気になった花粉症のおじさんでした(笑)。