しかたがないので、寝間着を着たまま、空港で求めた文庫本を読んでいました。気がつくと本を読みながら寝ていたようです。今から、出かければマイクキタさんの手料理とワインにはありつけるのだが、と食いしん坊的な発想が出て来ました。すこしよくなってきたのかもしれません。
先々週、録っておいたN響のマーラー第七番のディスクを見ることにしました。テレビのSPでは、指揮とオーケストラの乖離ばかり目だち、金管のひどさも加わって気になっていたからです。この演奏は、タイに飛び立つ日の朝に放送されていました。戻ってきて、見れたのは木曜日の夜です。酷い!と思いました。一月の寒い中、NHKホールまで歩いて聴きに行った人の落胆と腹立ちが画面からも伝わってきます。こんな演奏をよく放送できるなと思いました。今回は、R.GRFで聴いてみます。やはりコントラバスや大太鼓の響きが再生できないと、演奏の本質も見誤ります。
冒頭の肝心なテナーホルンがお粗末です。アマチュアの吹奏楽団でもこのレベルでは出場させてくれないでしょう。楽器の音色もホルン系の柔らかい音がしません。もっと酷いのは、トランペットです。マーラーでトランペットがまともにならいのなら、演奏しない方がましです。どうしてメンバーを変えないのでしょう?誰が人選をしているのか?他のオーケストラと違って、NHKは我々の視聴料で運営しているのです。もっとも、国の機関だと思って、子会社をいくつも造り、社員がいくつになっても辞めない仕組みを作っているのだから、当たり前かもしれないと、本当に腹立たしく思いました。メンバーの人選は、会員の意見を入れたらいいのでは、何よりも、オーケストラの運営者がその責任を感じなければ、始まらないのです。在京の他のオーケストラのレベルがどんどん上がっているのに、若い人を入れられない仕組みでもあるのですか?
余りにも、酷いので、スコアをダウンロードして、再度聴き直しました。冒頭のテノールホルン、そしてトランペット(全員!)、第三ホルン、ここまでは即交代して欲しい!。今朝放送されていた、北京のメンバーとは随分違います。こちらは、問題有りません。やる気が見えています。問題はこのジンマンとの演奏ですね。全く覇気の無い第一、第二ヴァイオリン群、音が聞こえてこないコントラバスとチェロ。
良い方も言わないと不公平でしょう。第一ホルンは音色が少し重めですが頑張っていました。トロンボーン群はチューバまで含めて皆良いです。木管は、オーボエが音量が小さいのですが良かったです。フルートもクラリネットもファゴットも、問題有りません。コントラファゴットの音色が気にはなりましたが。しかし、このテノールホルンとソロトランペットの気のない演奏は、すべてをぶちこわしにしています。あのトランペットのお腹と座り方では、正確な音程維持は無理でしょう。
音を外すと言うことは、プロの楽団では有ってはならない事です。本人が自覚を持って、直すか、身を引くしか無いのです。放送と言う媒体を通している以上、この様なレベルの演奏を行っていたのでは、日本国民としても恥ずかしくなります。紅白は昨年から生演奏ではなくなりましたが、例えば、北島三郎が吹雪の中で絶唱しているとき、後ろのバンドが、音を外してご覧なさい。ブーイングものです。そのバンドマンは来年から使って貰えないでしょう。司会者が美空ひばりを都はるみと言い間違えるのと同じなのです。それなのに、自らの交響楽団の演奏がこのレベルで納得していること自体許し難い事だと思います。
しかし、やる気のない演奏は最終的には、オーケストラと指揮者の相性になるのかもしれません。それを確かめる為に、ジンマン・トーンハレのマーラー全集をヨーロッパから取り寄せています。SACD盤だと値段が違いすぎるので。このN響との演奏を聴いていると、何を演奏したいのか分かり難いのです。第7番はクレンペラーの演奏が、身にしみていますが、同じ曲を聴いているとは思えないのです。そこで、クレンペラーでは極端でしょうから、今持っている7番の演奏を聴き比べてみることにしました。
インバル・ベルティーニ・テンシュテット・ブーレーズ・バーンシュタインの全集がすぐに見つかりました。いずれの演奏も、実況録音盤が主体ですね。どれもが、聴いた瞬間に音の熱さが違うと感じました。NHKホールのステージでの音楽の再生その物が間違っていると感じます。すべての演奏が、ホールと一体化して音がまとまって聞こえます。N響の録音は、音がスカスカなのです。そして、演奏に気が入っていない。これはどの演奏と比べてもすぐ解ります。
二月の読響の時も感じましたが、この程度の演奏会しかできないオーケストラにわざわざ行く必要は無いと感じています。高いお金を払って外国の真剣勝負している演奏会しか見れないのかもしれません。彼らは東京で失敗するわけには行きませんから。
いっそ、サッカー見たく全国のホールをフランチャイズにして、一年に一回の東京公演を目標に切磋琢磨して貰った方が、遥かに身につくのかもしれません。たにまち気分のオーケストラ会員の擁護の必要もありませんしね。
先々週、録っておいたN響のマーラー第七番のディスクを見ることにしました。テレビのSPでは、指揮とオーケストラの乖離ばかり目だち、金管のひどさも加わって気になっていたからです。この演奏は、タイに飛び立つ日の朝に放送されていました。戻ってきて、見れたのは木曜日の夜です。酷い!と思いました。一月の寒い中、NHKホールまで歩いて聴きに行った人の落胆と腹立ちが画面からも伝わってきます。こんな演奏をよく放送できるなと思いました。今回は、R.GRFで聴いてみます。やはりコントラバスや大太鼓の響きが再生できないと、演奏の本質も見誤ります。
冒頭の肝心なテナーホルンがお粗末です。アマチュアの吹奏楽団でもこのレベルでは出場させてくれないでしょう。楽器の音色もホルン系の柔らかい音がしません。もっと酷いのは、トランペットです。マーラーでトランペットがまともにならいのなら、演奏しない方がましです。どうしてメンバーを変えないのでしょう?誰が人選をしているのか?他のオーケストラと違って、NHKは我々の視聴料で運営しているのです。もっとも、国の機関だと思って、子会社をいくつも造り、社員がいくつになっても辞めない仕組みを作っているのだから、当たり前かもしれないと、本当に腹立たしく思いました。メンバーの人選は、会員の意見を入れたらいいのでは、何よりも、オーケストラの運営者がその責任を感じなければ、始まらないのです。在京の他のオーケストラのレベルがどんどん上がっているのに、若い人を入れられない仕組みでもあるのですか?
余りにも、酷いので、スコアをダウンロードして、再度聴き直しました。冒頭のテノールホルン、そしてトランペット(全員!)、第三ホルン、ここまでは即交代して欲しい!。今朝放送されていた、北京のメンバーとは随分違います。こちらは、問題有りません。やる気が見えています。問題はこのジンマンとの演奏ですね。全く覇気の無い第一、第二ヴァイオリン群、音が聞こえてこないコントラバスとチェロ。
良い方も言わないと不公平でしょう。第一ホルンは音色が少し重めですが頑張っていました。トロンボーン群はチューバまで含めて皆良いです。木管は、オーボエが音量が小さいのですが良かったです。フルートもクラリネットもファゴットも、問題有りません。コントラファゴットの音色が気にはなりましたが。しかし、このテノールホルンとソロトランペットの気のない演奏は、すべてをぶちこわしにしています。あのトランペットのお腹と座り方では、正確な音程維持は無理でしょう。
音を外すと言うことは、プロの楽団では有ってはならない事です。本人が自覚を持って、直すか、身を引くしか無いのです。放送と言う媒体を通している以上、この様なレベルの演奏を行っていたのでは、日本国民としても恥ずかしくなります。紅白は昨年から生演奏ではなくなりましたが、例えば、北島三郎が吹雪の中で絶唱しているとき、後ろのバンドが、音を外してご覧なさい。ブーイングものです。そのバンドマンは来年から使って貰えないでしょう。司会者が美空ひばりを都はるみと言い間違えるのと同じなのです。それなのに、自らの交響楽団の演奏がこのレベルで納得していること自体許し難い事だと思います。
しかし、やる気のない演奏は最終的には、オーケストラと指揮者の相性になるのかもしれません。それを確かめる為に、ジンマン・トーンハレのマーラー全集をヨーロッパから取り寄せています。SACD盤だと値段が違いすぎるので。このN響との演奏を聴いていると、何を演奏したいのか分かり難いのです。第7番はクレンペラーの演奏が、身にしみていますが、同じ曲を聴いているとは思えないのです。そこで、クレンペラーでは極端でしょうから、今持っている7番の演奏を聴き比べてみることにしました。
インバル・ベルティーニ・テンシュテット・ブーレーズ・バーンシュタインの全集がすぐに見つかりました。いずれの演奏も、実況録音盤が主体ですね。どれもが、聴いた瞬間に音の熱さが違うと感じました。NHKホールのステージでの音楽の再生その物が間違っていると感じます。すべての演奏が、ホールと一体化して音がまとまって聞こえます。N響の録音は、音がスカスカなのです。そして、演奏に気が入っていない。これはどの演奏と比べてもすぐ解ります。
二月の読響の時も感じましたが、この程度の演奏会しかできないオーケストラにわざわざ行く必要は無いと感じています。高いお金を払って外国の真剣勝負している演奏会しか見れないのかもしれません。彼らは東京で失敗するわけには行きませんから。
いっそ、サッカー見たく全国のホールをフランチャイズにして、一年に一回の東京公演を目標に切磋琢磨して貰った方が、遥かに身につくのかもしれません。たにまち気分のオーケストラ会員の擁護の必要もありませんしね。