Quantcast
Channel: GRFのある部屋
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2210

リストのオルガン曲

$
0
0
三月の中旬に、新潟で聞いたリストのオルガン曲に魅せられて、同じリストの幻想曲とフーガのCDを何種類か頼んでいきました。航空便で送ったといても、出てから二週間ぐらいは何時も掛かっています。余り急がない安い便で来るからでしょうか。3月14日に頼んで、先方を出たのが3月22日で、到着したのが、私がドイツに出かけた次の日だったので、聴けたのはちょうど一ヶ月後の4月13日でした。郵便の場合、日曜日は余り配達されないので、週末聴けるチャンスが少ないのですが、今回は土曜日に到着していたそうです。

それはさておき、早速聴いてみました。我々の時代ではオルガンと言えばフランスのマリー・クレア・アランです。1987年の盤です。重厚な響きですが、音が少し遠い気もします。今一枚は、Orfeoの録音で、Martin Haselböckの演奏で、ウィーンのコンチェルトハウスのオルガンです。雄大な音がします。Orfeo特有の少し堅い高域に特徴があります。こちらは、1986年の録音ですから、もう少し旧いです。製造もMade in CSFR( Czech and Slovak Federal Republic)ですから、1993年以前の製造ですね。Made in W.Germanyと同じで、希少盤になるのでしょうか?(笑)

今一枚は、オーストリアのPriserレコード製で、Zuzana Ferjencikovaという女性オルガニストの演奏で、こちらは新しく、2011年製です。スロヴァキアの方だそうです。こちらは、録音も新しく、壮大な音を精緻に捉えています。演奏もしっかりとしています。山本真希さんと共通点がありますね。

しかし、収録された音のバランスは、遥かに低音寄りです。山本さんの録音は、ワンポイント録音で、ステージの中央付近で録られています。今少し後方だと音のバランスが低音寄りになると思います。高域の音の切れは少なくなるでしょうが、ホール全体の響きが入ると思います。このバランスが、日本のオーディオとヨーロッパのオーディオの差だと思います。それは収録方法ばかりではなく、オーケストラを鳴らすバランスの違いでもあります。もっと、響くホールで、木管中心に音を出すようにバランスを整えると、合ってくるのかもしれません。

和室のユニコーンも、とうぜんGRFからも部屋をゆらすような凄い低音が聞こえてきます。これはオーディオマニア向きかも知れません。ジャケットもおじさん向きだし・・・(笑)。

今年のヨーロッパ通いもまだ有ります。何とか、教会のオルガンも聴いてみたいですね。



Viewing all articles
Browse latest Browse all 2210

Trending Articles