旅行から戻ってきて和室のユニコーンを久しぶりに聴くと、音が幾分薄くなった様な感じがします。そして左側の方に音がよっているような、こんな感じの時は、SPの位置がずれている証拠です。思い出せば、前回徹底した掃除をしてからそのような傾向になっていたことを思い出しました。そこでSPの位置を計って見ると案の定、右側のSPがほんの少し外側を向いていました。そうすると左右のバランスが微妙に狂います。位置にすればやはり1mmぐらいの微妙な差なのです。それを直すと、途端に音のダイナミックさが戻ります。少しだけ滲んでいるときが一番大きな影響がある例ですね。
そのような場合、ボリュームの位置を大きくしないと満足感が得られないようになっています。それは左右のSPで音を打ち消し合っているからですね。厳密に言えば打ち消し有っている量が多いと言いましょうか。この差が大変大きいのを知ってしまうと、無駄なお金を装置に払わなくなってきます。自らの耳を信じてバランスを重心を低くする方に合わせれば良いのです。
昨日聴いていたオルガンの曲と同時に、先日N響で聴いた、ジンマンのマーラー全集が来ました。豪華なボックスに入っていて、一枚づつ凝ったジャケットに収められています。交響曲15枚におまけのDVDが付いています。SACD盤で15枚で7000円でした。日本の価格と違いすぎる気がします。日本では、相変わらずSACD盤を高く売っています。しかし、そのSACD盤を聴くと何だかぼんやりとした音です。演奏もメリハリが無く、何を聴かせたいのか解りにくい演奏でした。SPの位置を微調整をして今度は、CD34改で聴くと、一気に音が締まりました。
先日のN響の演奏の時は、余りにもホルン・特にトランペットがでたらめでしたから、幻滅以外の何者でもなかったのですが、このトーン・ハレのオーケストラの録音を聴くかぎり、はっきりとしたスタイルがあります。それは精神性を追う演奏ではなく、楽譜に現れる音を素直に出していこうというスタイルで、演奏に意味を求める人には物足りないでしょうが、私としては演奏スタイルは納得しました。勿論、これはCDの為のレコーディングですから、実演の時の様な瑕疵はないのですが、コンセルトヘボーなどは全部実演の収録ですが、先日のN響のような惨めなことはありません。先日の地方都市のザール州立劇場のオーケストラだって、ホルンやトランペットには大きなミスはありませんでした。
在京のオーケストラで安心して聴いていられるのは、今のところ、都響だけです。インバルの影響が大きいのかもしれませんね。特に弦楽器群は見事なモノです。ヨーロッパの一流オーケストラにも劣りません。木管も良いです。金管の余裕が今少しあれば、言うことがないのですが。都響の問題は自信のない打楽器群ですね。良い演奏ではそのぐらいですから、忙しい日程を縫って在京のオーケストラの中途半端な演奏を聴きに行くぐらいだったら、家でアバドやハイティンクの素晴らしい演奏を聴いている方が良いのです。
ステレオは、決して実演そのままの音がするわけではありません。スケール感や空間が違うからです。しかし、ホールの良い席で聴く音よりもバランスよく聴けるのも事実です。特に、ユニコーンの様な音の位相が合っているSPで聴くヨーロッパ録音のオーケストラの実在感は、NHKホールのスカスカなサウンドよりは遥かにマシですね。
そのような場合、ボリュームの位置を大きくしないと満足感が得られないようになっています。それは左右のSPで音を打ち消し合っているからですね。厳密に言えば打ち消し有っている量が多いと言いましょうか。この差が大変大きいのを知ってしまうと、無駄なお金を装置に払わなくなってきます。自らの耳を信じてバランスを重心を低くする方に合わせれば良いのです。
昨日聴いていたオルガンの曲と同時に、先日N響で聴いた、ジンマンのマーラー全集が来ました。豪華なボックスに入っていて、一枚づつ凝ったジャケットに収められています。交響曲15枚におまけのDVDが付いています。SACD盤で15枚で7000円でした。日本の価格と違いすぎる気がします。日本では、相変わらずSACD盤を高く売っています。しかし、そのSACD盤を聴くと何だかぼんやりとした音です。演奏もメリハリが無く、何を聴かせたいのか解りにくい演奏でした。SPの位置を微調整をして今度は、CD34改で聴くと、一気に音が締まりました。
先日のN響の演奏の時は、余りにもホルン・特にトランペットがでたらめでしたから、幻滅以外の何者でもなかったのですが、このトーン・ハレのオーケストラの録音を聴くかぎり、はっきりとしたスタイルがあります。それは精神性を追う演奏ではなく、楽譜に現れる音を素直に出していこうというスタイルで、演奏に意味を求める人には物足りないでしょうが、私としては演奏スタイルは納得しました。勿論、これはCDの為のレコーディングですから、実演の時の様な瑕疵はないのですが、コンセルトヘボーなどは全部実演の収録ですが、先日のN響のような惨めなことはありません。先日の地方都市のザール州立劇場のオーケストラだって、ホルンやトランペットには大きなミスはありませんでした。
在京のオーケストラで安心して聴いていられるのは、今のところ、都響だけです。インバルの影響が大きいのかもしれませんね。特に弦楽器群は見事なモノです。ヨーロッパの一流オーケストラにも劣りません。木管も良いです。金管の余裕が今少しあれば、言うことがないのですが。都響の問題は自信のない打楽器群ですね。良い演奏ではそのぐらいですから、忙しい日程を縫って在京のオーケストラの中途半端な演奏を聴きに行くぐらいだったら、家でアバドやハイティンクの素晴らしい演奏を聴いている方が良いのです。
ステレオは、決して実演そのままの音がするわけではありません。スケール感や空間が違うからです。しかし、ホールの良い席で聴く音よりもバランスよく聴けるのも事実です。特に、ユニコーンの様な音の位相が合っているSPで聴くヨーロッパ録音のオーケストラの実在感は、NHKホールのスカスカなサウンドよりは遥かにマシですね。