今年の五月の連休六日目のトリは、S.TさんとOさんでした。S.Tさんはこの二月の末にも来ていただき、いつもながらのご丁寧な感想記をお寄せいただいております。大変的確な表現でお褒めを頂きいつも恐縮しております。その折、最後に聴いた越路吹雪のレコードがあまりにも素敵なので、五月の連休の時には、オーディオでは無くてレコード演奏会をしましょうと話が盛り上がりました。今日は、そのお約束を果たす日です。
この日は、連休に入り六日目、直前の i さんのご訪問を入れると、7日目の開催になります。レコード演奏を主眼に開催してきましたが、初めての方もおられましたので、CDやSACDの音も聞いていただき、レコード鑑賞の時間が少なくなってもいました。そこで、今日は先日の続きと言うことでレコードに徹して聞いていただくことにしました。先日の最後は、越路吹雪のベラミの演奏会でしたが、今日は少し趣旨を変えて、同じシャンソン系ですが、この方の演奏から初めて見ました。
いつも掛けている、50年代のキャピトルレコードのステレオデモンストレーションレコードの中に、ニューヨークのフェリーボートや地下鉄の迫力ある音に加えて、街角の雑踏も録音されいます。今日おかけしたこのレコードも街角で収録された風景が聞こえてきます。よく聴くとフランス語が飛び交っています。パリの街頭ですね。
パリの市場や商店の風景がフェードアウトすると金子由香利の若い頃の声が聞こえてきます。私の好きなアズナヴールの曲が中心です。収録されている街頭の音は、「サンシュルビスの鐘」「ダンケルクのカモメ」「セーヌ河の観光船」「モンジュの朝市」「北駅構内」等々です。雰囲気ある描写からはつらつとした金子由香利のきれいな声が聞こえてきます。
アルバム発売の順番は逆になりましたが、曲目構成は同じ感じです。レーベルはトリオレコードですね。この頃のトリオのレコードは大変企画がこっていました。音ももちろん良いです。中庸で何よりも優しさがあります。典型的なアナログサウンドです。でも通常のレコードの音では無く、マスターテープの柔らかな余裕がある音がするのが不思議です。
金子由香利のレコード中では、この「再会」のアルバムが一番有名かもしれません。CDにもなって復刻されています。そして、トリオレコードが無くなってからは、PHILIPSに移籍したのですが、正直彼女の声とPHILIPSの音が合わないのでは無いかと思っています。
それよりも、一番有名なのが、銀巴里での実況録音盤のVictorレコードのこのシリーズです。
彼女が美和明宏とともに、銀巴里の聴衆の熱狂的な支持を得ていました。いま聴いても、熱気に圧倒され、あの夜の銀巴里へとトランスポートするのです。このシリーズは、その美和明宏とともに大木康子のアルバムも愛聴しています。良い時代でした。
ここで、越路吹雪のサントワマミーと森進一のサントワマミーを聞き比べていただきました。そして、森進一のアルバムでは一番好きなライブ盤から、聞いていただきました。森進一の全盛期です。そして私の好きなクールファイブです。五周年のアルバムも聴いたのですが、それよりもいつも聴いている欽ちゃんとのアルバムがやはり全盛時で最高です。二日目のSさんの時の再演になりましたが、うまい歌唱はいつ聴いても良いですね。
土曜の午後はゆっくりと時間が流れていきます。美味しいワインを開けてますます時の歩みがゆっくりと流れていきました。良い音楽に包まれてお疲れのOさんは気持ちよくなっているようです。暗くなってからすこしだけ例のテレビを見ていただきました。ご感想はいかがだったでしょう?
この日は、連休に入り六日目、直前の i さんのご訪問を入れると、7日目の開催になります。レコード演奏を主眼に開催してきましたが、初めての方もおられましたので、CDやSACDの音も聞いていただき、レコード鑑賞の時間が少なくなってもいました。そこで、今日は先日の続きと言うことでレコードに徹して聞いていただくことにしました。先日の最後は、越路吹雪のベラミの演奏会でしたが、今日は少し趣旨を変えて、同じシャンソン系ですが、この方の演奏から初めて見ました。
いつも掛けている、50年代のキャピトルレコードのステレオデモンストレーションレコードの中に、ニューヨークのフェリーボートや地下鉄の迫力ある音に加えて、街角の雑踏も録音されいます。今日おかけしたこのレコードも街角で収録された風景が聞こえてきます。よく聴くとフランス語が飛び交っています。パリの街頭ですね。
パリの市場や商店の風景がフェードアウトすると金子由香利の若い頃の声が聞こえてきます。私の好きなアズナヴールの曲が中心です。収録されている街頭の音は、「サンシュルビスの鐘」「ダンケルクのカモメ」「セーヌ河の観光船」「モンジュの朝市」「北駅構内」等々です。雰囲気ある描写からはつらつとした金子由香利のきれいな声が聞こえてきます。
アルバム発売の順番は逆になりましたが、曲目構成は同じ感じです。レーベルはトリオレコードですね。この頃のトリオのレコードは大変企画がこっていました。音ももちろん良いです。中庸で何よりも優しさがあります。典型的なアナログサウンドです。でも通常のレコードの音では無く、マスターテープの柔らかな余裕がある音がするのが不思議です。
金子由香利のレコード中では、この「再会」のアルバムが一番有名かもしれません。CDにもなって復刻されています。そして、トリオレコードが無くなってからは、PHILIPSに移籍したのですが、正直彼女の声とPHILIPSの音が合わないのでは無いかと思っています。
それよりも、一番有名なのが、銀巴里での実況録音盤のVictorレコードのこのシリーズです。
彼女が美和明宏とともに、銀巴里の聴衆の熱狂的な支持を得ていました。いま聴いても、熱気に圧倒され、あの夜の銀巴里へとトランスポートするのです。このシリーズは、その美和明宏とともに大木康子のアルバムも愛聴しています。良い時代でした。
ここで、越路吹雪のサントワマミーと森進一のサントワマミーを聞き比べていただきました。そして、森進一のアルバムでは一番好きなライブ盤から、聞いていただきました。森進一の全盛期です。そして私の好きなクールファイブです。五周年のアルバムも聴いたのですが、それよりもいつも聴いている欽ちゃんとのアルバムがやはり全盛時で最高です。二日目のSさんの時の再演になりましたが、うまい歌唱はいつ聴いても良いですね。
土曜の午後はゆっくりと時間が流れていきます。美味しいワインを開けてますます時の歩みがゆっくりと流れていきました。良い音楽に包まれてお疲れのOさんは気持ちよくなっているようです。暗くなってからすこしだけ例のテレビを見ていただきました。ご感想はいかがだったでしょう?