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Channel: GRFのある部屋
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ふたたび和室のユニコーン

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先々週の金曜日、畳替えのため和室を明け渡したユニコーンが、ようやく和室に戻ってきました。勿論、畳替えそのものは、一日で済みますが、ユニットが変わって初めて、GRFの部屋に持って行ったユニコーンが、一体どの様な音がするのか、やはり聴いてみたいのが人情です。結論的に言うと、思ったような音でした。24畳の空間を鳴らすには、いますこし大入力に堪えないと、思いっきり鳴らせないと思いました。ユニットが二つ並んでいる、Troubadour 80のような大入力に堪えるタイプが必要なのかとも思いました。

それと、あの部屋で一番鳴るポジションを、T4に明け渡しているので、最適なポイントでは鳴らしていないのです。でも、そこにはまると、ひょっとしたら、和室に戻ってこないではありませんが、余りにも美人が家庭内に入ってくるのも、平和を乱します。やはりべっぴんさんは、川向こうの粋な離れにでも囲っておくのが、旦那らしいやり方だと、合点がいきました。

それに、出張に加えて、音楽会も二回も行き、週末は那須の例会でやはり疲れが溜まってきました。その疲れもようやく取れてきたので、とりあえずユニコーンだけでも、和室に運び入れました。CDプレーヤーやアンプは、那須でも使った石田さんの改良したMS-1とSD05です。元に戻すのは、いろいろな機器を運び込み、また、ウォーミングアップをして聴かなければ鳴りません。それほど、気を使わなくても、簡単に鳴るのが、この組み合わせの妙です。

SPケーブルも、余っていたケーブルをそのまま繋いでいます。何一つ特別なオーディオアクセサリーを使わなくても充分鳴るのです。アンプもT4に使っているのとは違う、しばらく使っていなかった方を鳴らしました。先日、いつも使っている方は那須に持っていき、端子等の緩みやシャーシーの増締めを、石田さんから技術を伝承したサービスの技術者に調整して貰いました。その違いを確かめる為に、同じT4に繋いでいます。SD05は、普通のアンプと違い、ほとんどウォーミングアップを必要としません。しかし、しばらく使っていなかったときは、やはりコンデンサーに充電すると音が良くなるようです。

那須では、一年近く鳴らしていなかった、石田さん愛用のT3が全くブランクを感じない音で鳴ってくれました。SPそのものは、少しだけ蜘蛛の巣が張り掛けていましたが、、、。SPの位置もほとんど合っていました。皆さんに実演のため、より厳密に合わすところを聴いていただきました。

圧巻は何と言ってもGRFさんの奥義「トントン」でした。私は今までブログを拝見して、「トントン」によって合った時にどう変化するかを想像出来ていました。そして、実際そのことが想像していた通りに起こったのですが、それを目の当たりにした時、言葉を失うほどの衝撃を受けました。あらかじめ心の準備をしていた事が起こったにもかかわらず、です。

当日の参加者のお一人から、過分なる感想のメールを送って頂きました。それならばと、家の音も聴きに来られるように、ご連絡しました。何ごとも、鉄は熱いうちに打てです。家のT4を使って、今少し調整のコツをお話ししようと思います。何も難しくは無いのです。一旦合うとどの様な音が出るのかを知っているだけで、調整は出来るからです。そして、和室のユニコーンがいかにユニークなのかは、実際に聴いていただく他はありません。

久しぶりに聴いたMS-1+SD05のユニコーンの音は、優しく包まれるような音がします。低域の広がりが、より豊かになるのですね。何時も聴いているCD34改やemmの音と違って、どこかソフトフォーカスで、音楽を聴くのには、この中庸さが大事なのかもしれません。






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