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Channel: GRFのある部屋
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大阪のHartley

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最近は、バタバタと忙しく、なかなか大阪にも来ることが出来ません。今回も、用事は中京圏であったのですが、例のテープの搬送もあり、そのまま大阪まで足を延ばしました。一宮を夕方発ったので、渋滞を予測したのですが、台風一過の道は、以外とスムーズで、宝塚のCさんのお宅に滑り込んだのは、予定通り7時半頃でした。それから、重いテープを運び上げ、椀方さんのお宅に辿り着いたのは、八時過ぎですから、予定通りでした。その後は、近くの回転寿司屋でお寿司は、ほとんど食べず、タコの唐揚げだとか、サラダとは野菜料理中心で日本酒を飲んでいました。いつもは飲み過ぎるほど飲むので、今回はまだ足取りがしっかりする内に別れ、地下鉄で拠点まで辿り着きました。

翌朝、お客さんが来るまでの短い時間、SD05に火を入れ?小さな音で、聴き始めました。HDDから流れ始めたのは、坂本冬美さんの静かなカバーアルバムで、しっとりとした音と、ゆったりと流れた低音は、久しぶりのHartleyは、今更の様に良い音だと見直しました。

震災直後、放射能がもれた大惨事の頃、横位置で聴いていたときのHartleyの音を思い出しました。この音が、60年も前から存在していたのです。4ウェイですが、基本的には、30センチの全音域のSPと16センチ!のツイーターとの2ウェイなのです。61センチのウーハーは、下支えをして、PHILIPSのドームツイーターは、最高域に載せられているだけです。能率が良い、SPを無理なく繋いだ音は、何も聞いても余裕があります。昔のアメリカの大排気量の車みたいですね。

オーケストラも素晴らしいのですが、何と言ってもHartleyは人の声です。いわゆる胴間声の男性ヴォーカルも良いのですが、しっとり歌う女性ヴォーカルも溜まりません。清楚な声から、太い色気のある声まで、何でもこなします。クラシックでもドイツリートでも、ワーグナーやリヒャルトシュトラウスのとても人の声とは思えないほどの力強い音も難なくこなします。今日は、時間があれば、常用のクロックアップしたSD05も持って来ていたのですが、時間が無く次回以降のお楽しみとなりました。このハートレーやデコラの音楽的な音を聞くと、どうして今のSPはこういう音がしないのだろうかと、考えてしまいます。

二重窓にしたおかげで、早朝のこんな小さい音でも、音は浸透してきて、すがすがしい音を伝えてきます。同じくクロックアップしたHD1の音で、入力系は充分です。今回は、DSDの音も聞きたかったので、KORGのDAコンバータも持って来ていたのですが、時間が無いようです。次回はまた二週間ぐらい先ですね。その時は、お約束の(Y)さんにも聴いていただくつもりです。


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