Quantcast
Channel: GRFのある部屋
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2210

テープの館を訪れました。

$
0
0
先日、Sさんから是非ご紹介したい友人がいるということ事で、平日の夜でしたが、お伺いすると、そこは、Nagraのお師匠さんのCさん以来のテープレコーダー博物館でした。館のご主人のHさんは、私など足下にも及ばない、実にディープなテープレコーダーマニアで、様々な名機を一同に拝見することが出来ました。三十畳は有ろうかという大きな部屋に、足の踏み場の無いほど、名機が展開しています。家より、機器が溢れているのに何だか安心しました(笑)。

部屋の中央のソファーに陣取っているのは、AMPEXのAG-440と手前はそのカスタムバージョンでしょうね。懐かしいです。ステンレス仕様が、いかにも合理的なアメリカの機械ですね。格好良いです。

これは、家にもあるStuderのB-62です。家のおんぼろ機と違い、新品みたいにピカピカです。機械のメンテナンスをお願いしているのは、家のNagraと同じKさんだそうです。

こちらは、AMPEX全盛時代のライバル?Crown800です。写真では、見ていたのですが、実物は初めて見ました。

そして、お馴染みのNagra IV-SJです。後ろにはさり気なくQGBが。その下はLyrecですね。その下には、DAT機とカセットもあります。左側にT-Audioが見えるのが分かりますか?

この棚が、コントロールです。よく見ると、興味深い物が沢山。コントロールはChelloのパレットです。LinnのCDプレーヤーやHDDプレーヤーも見えます。MBLのプリアンプは初めて見ました。下段はマッキンのアンプ類です。真空管式の一番大きいアンプですね。

無造作にNagraのプリの上に置かれているのが、StellavoxのコントロールAmi48です。家にもあるのですが、まだ使いこなしていません。実戦配備を見て、やる気が出て来ました。

そして、私にとってのメインイベントは、このNagraのTIです。潜水艦のソーナー分析に使ったという、8スピードの機械です。T-Audioのプロトタイプとも言えましょう。その下に、ヘッドアンプで有名なKing/Celloが置かれていました。上の黒い箱は、DENONのデッキです。4トラックテープをOctaveのアンプとAR-3aでさり気なくならしていました。この音が一番、私の好みでした。良い音です。

埃よけのカバーの下で寝ていたのは、StudrのA-820です。大きな機械です。さっそく、カバーを外して聞かせていただきました。

この部屋のメイン装置は、中央のパラゴンその前に展開している360度SPのMBLです。こちらも写真では見たことがありましたが、実際に音を聞くのは初めてです。音の調整が、レコードのイコライザー用だったので、テープに合わせて調整された音で今一度聴きたいと思いました。

また、パラゴンの音は、Hさんにいちど横浜のMさんの音を聞いていただきたいと思いました。 パラゴンと360度放射型のSP構成も、Troubadour80のMさんと同じです。部屋の大きさも一緒なので、いろいろ参考になると思います。Studer80もAmpexも同じですので、ぜひご紹介したいと思いました。

Hさんのお宅、短い時間でしたが、驚きの連続でした。AR-3の音は大変好ましく、世界中から収集されているテープ類の充実したコレクションといい、是非、お仲間になって、ファイルの交換を通じてテープの音の驚きを、若い人達にも伝えていきたいと思いました。

また、Hさんのお宅にお邪魔したと思います。また、横浜のMさんのお宅にも、ご一緒致しましょう。ご案内をして頂いたSさんには、そのあと家までお送りいただきありがとうございました。素敵な夜になりました。



Viewing all articles
Browse latest Browse all 2210

Trending Articles