昨年の今頃、「行ったり来たり」のドアを閉めてから、めっきり皆さんにお会いする回数が減り、皆さんにご披露する必要も無くなったので、当方は、ソフトの整理やファイル化に時間を費やしています。そんな折り、オーディオの大先輩マイクキタさんから、ここに来て、アンプ系を一新したので、是非、聴いて意見を聞かせてくれとのお誘いが、10月初めにありました。
私がオーディオを始めた頃は、ちょうど、マイクキタさんの年代の方から、いろいろとオーディオのイロハを教わりました。マイクキタさんの装置も去年の訪問時にご紹介したように、ウェスタンでまとめられた素晴らしい装置でした。特に、アンプ系は、300Bを中心としたウェスタンのマルチアンプで、今では大変希少となった真空管が素晴らしい音を奏でていました。今回は、そのマルチアンプシステムを、ネットワークに変え、尚かつ、アメリカの300Bから、ドイツのEL-156にと180度変換されています。その勇気と決断には、常に進歩される、マイクキタさんの真骨頂がでていると思いました。
マイクキタさんのお宅は、丹沢の麓の温泉が湧く鶴巻温泉駅です。新宿から小田急で一本ですが、距離は遠く、新宿から一時間程掛かります。急行や快速など沢山種類がありますが、一番簡単なのは、ロマンスカーでワープする方法です。地下鉄から小田急に乗り換えるとき、小田急のデパ地下によって、今日のワインを選んでいきました。マイクキタさんの好み、Bellwoodさんの好み、それに自分の好みを考慮して、結構時間を掛けて悩みました。結局、お買い得のブルゴーニュを選び、それとおつまみ代わりのパンを買って、ホームに上がると、ちょうど五分後に出るロマンスカーに乗れました。
本厚木の駅に滑り込むと、ホームの案内が、3分後に急行が来ることを表示してありました。本厚木で乗り換えて、4つ目の鶴巻温泉駅で降りたのは、約束の時間すこし前でした。この鶴巻温泉駅で降りるのは二度目ですが、湘南地方の日差しが柔らかく、何だかのんびりとしています。駅を出るとすると、マイクキタさんが出迎えに出てこられました。そ右こうしているうちに、ベルウッドさんも到着。早速、マイクキタさんのお部屋にご案内されました。ベルウッドさんのお土産を見ると、同じワイン用の紙袋。飛び出しているワインのキャップを見ると同じ白い色。え〜!と驚きながら封を開けると、なんと同じワインを買っていたのです(爆)。
大爆笑のうちに幕が開きましたが、席に座ると、早速マイクキタさんから、詳細な資料を渡され、どこが変わったのか精確なレクチャーを受けました。ここが違うところです。現役のコンサルタントの周到さに感嘆しました。
ご説明によると、入力系は変わっていませんが、Line Ampのセレクタースイッチとアッティネッターを一新。特にATTは、各接点で二つの抵抗しか通過しないLパッド型ATTにされて、音量の位置の偏差を無くしています。微少信号が通過するところだけに、効果は抜群だったそうです。外見は今まで通りです。格好いいですね〜!
上が長年使って来た、岩通製のスイッチとALTEC製のATT。それが下のセイデン製のスイッチとATTに替わったのです。
さて、最大の驚きは、長年ご愛用してきた、WEの球から、TelefunkenのEL-156に替わったことです。理由は、興味津々たる心情のなせるわざと言われていますが、それは、マルチアンプ方式からネットワーク方式への大変換でもあったのです。アンプはすべて、Telefunken製の真空管で、EL-156より入手の難しい両波整流管のEZ150しようして、初段は、Telefunkenのプリアンプに使われている多極管のEF804Sで、12AU7と同じたっぷりと電流を流すE80CCでドライブされるEL-156p.p.です。ドイツの精鋭軍団ですね。
ウェスタンの300Bは、大変希少価値のある球で、中国のバイヤーが参戦してきた昨今では、天文学的な値段になってきました。
マルチアンプドライブにて2Way構成としているので、WE300Bプッシュプル・アンプが二台とWE300Bシングル・アンプも二台、となるとWE300B球(88年製)が6本、整流管WE274B球(刻印)が4本を必要です。ヤフオクにての相場はWE300B(88年製)が13万/本、WE274B(刻印)が12万円/本以上する。WE球だけでも78万円+48万円=128万円も使用しているのだ!!
そして今回のお招きの理由でもある、
GRFさんのところの、UNICORNスピーカーで聴かせていただいたカラヤン指揮ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートライブ1987でのキャスリン・バトルの「春の声」歌声がどうしてももどかしく聴こえるのである。 WE球だけでも78万円+48万円=128万円も使用しているのにも拘らずバトルの歌声がもどかしく聴こえるときたら・・・・・
そうとも知らず、脳天気な私は、どれどれ、どのくらい音が変わったのだろうかと、物美遊山で出かけてきたのであります。
マイクキタさんご愛用のスピーカーは、マニア垂涎のWE-555とWE-14A ホーンと低域には全音域型のWE-728Bを使用されています。両方とも素晴らしい音を出すのには、前回聴かせていただいて、本当にビックリしました。いままではそれをマルチアンプで使われていたのですから、ご本人が言われるように、贅沢きわまりないラインアップです。
それを、今回は、ファインメット・コアのネットワークに変えました。2Wayだと片CN当りファインメットコアL(1mH)1個、C(16μF)1個、ファインメットコアATT(0~20dBタップ)1個、抵抗1個で構成されているそうです。
これに、Jensen-106 Tweeterを加えて3Wayとされたそうです。普通は2wayの方が、まとまりが良くなるのですが、さてどの様になったのでしょうか・・・?
私がオーディオを始めた頃は、ちょうど、マイクキタさんの年代の方から、いろいろとオーディオのイロハを教わりました。マイクキタさんの装置も去年の訪問時にご紹介したように、ウェスタンでまとめられた素晴らしい装置でした。特に、アンプ系は、300Bを中心としたウェスタンのマルチアンプで、今では大変希少となった真空管が素晴らしい音を奏でていました。今回は、そのマルチアンプシステムを、ネットワークに変え、尚かつ、アメリカの300Bから、ドイツのEL-156にと180度変換されています。その勇気と決断には、常に進歩される、マイクキタさんの真骨頂がでていると思いました。
マイクキタさんのお宅は、丹沢の麓の温泉が湧く鶴巻温泉駅です。新宿から小田急で一本ですが、距離は遠く、新宿から一時間程掛かります。急行や快速など沢山種類がありますが、一番簡単なのは、ロマンスカーでワープする方法です。地下鉄から小田急に乗り換えるとき、小田急のデパ地下によって、今日のワインを選んでいきました。マイクキタさんの好み、Bellwoodさんの好み、それに自分の好みを考慮して、結構時間を掛けて悩みました。結局、お買い得のブルゴーニュを選び、それとおつまみ代わりのパンを買って、ホームに上がると、ちょうど五分後に出るロマンスカーに乗れました。
本厚木の駅に滑り込むと、ホームの案内が、3分後に急行が来ることを表示してありました。本厚木で乗り換えて、4つ目の鶴巻温泉駅で降りたのは、約束の時間すこし前でした。この鶴巻温泉駅で降りるのは二度目ですが、湘南地方の日差しが柔らかく、何だかのんびりとしています。駅を出るとすると、マイクキタさんが出迎えに出てこられました。そ右こうしているうちに、ベルウッドさんも到着。早速、マイクキタさんのお部屋にご案内されました。ベルウッドさんのお土産を見ると、同じワイン用の紙袋。飛び出しているワインのキャップを見ると同じ白い色。え〜!と驚きながら封を開けると、なんと同じワインを買っていたのです(爆)。
大爆笑のうちに幕が開きましたが、席に座ると、早速マイクキタさんから、詳細な資料を渡され、どこが変わったのか精確なレクチャーを受けました。ここが違うところです。現役のコンサルタントの周到さに感嘆しました。
ご説明によると、入力系は変わっていませんが、Line Ampのセレクタースイッチとアッティネッターを一新。特にATTは、各接点で二つの抵抗しか通過しないLパッド型ATTにされて、音量の位置の偏差を無くしています。微少信号が通過するところだけに、効果は抜群だったそうです。外見は今まで通りです。格好いいですね〜!
さて、最大の驚きは、長年ご愛用してきた、WEの球から、TelefunkenのEL-156に替わったことです。理由は、興味津々たる心情のなせるわざと言われていますが、それは、マルチアンプ方式からネットワーク方式への大変換でもあったのです。アンプはすべて、Telefunken製の真空管で、EL-156より入手の難しい両波整流管のEZ150しようして、初段は、Telefunkenのプリアンプに使われている多極管のEF804Sで、12AU7と同じたっぷりと電流を流すE80CCでドライブされるEL-156p.p.です。ドイツの精鋭軍団ですね。
ウェスタンの300Bは、大変希少価値のある球で、中国のバイヤーが参戦してきた昨今では、天文学的な値段になってきました。
マルチアンプドライブにて2Way構成としているので、WE300Bプッシュプル・アンプが二台とWE300Bシングル・アンプも二台、となるとWE300B球(88年製)が6本、整流管WE274B球(刻印)が4本を必要です。ヤフオクにての相場はWE300B(88年製)が13万/本、WE274B(刻印)が12万円/本以上する。WE球だけでも78万円+48万円=128万円も使用しているのだ!!
そして今回のお招きの理由でもある、
GRFさんのところの、UNICORNスピーカーで聴かせていただいたカラヤン指揮ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートライブ1987でのキャスリン・バトルの「春の声」歌声がどうしてももどかしく聴こえるのである。 WE球だけでも78万円+48万円=128万円も使用しているのにも拘らずバトルの歌声がもどかしく聴こえるときたら・・・・・
そうとも知らず、脳天気な私は、どれどれ、どのくらい音が変わったのだろうかと、物美遊山で出かけてきたのであります。
マイクキタさんご愛用のスピーカーは、マニア垂涎のWE-555とWE-14A ホーンと低域には全音域型のWE-728Bを使用されています。両方とも素晴らしい音を出すのには、前回聴かせていただいて、本当にビックリしました。いままではそれをマルチアンプで使われていたのですから、ご本人が言われるように、贅沢きわまりないラインアップです。