寒くなってきました。富士山の頂上付近には冠雪が残り始め、一層高さを増したように感じられます。先々週の東名の工事の時、中央道から河口湖・山中湖・御殿場・富士市と富士山の回りを3/4程回りました。御岳山の後、富士山の噴火の話しも聞こえてきて、秀麗な山容を見る度にこれが見納めかもしれないと何時も思います。
11月に入ると、信州の高原は一気に秋から冬へと歩みを早めます。寒気が流れ込んでくるとき、茅野から原村にかけての高原地帯は、北海道より冷えるときがあるのです。寒気と放射冷却と高地の三拍子が揃うと、あっという間にマイナス数度に下がるのです。
この二年ぐらい、夏の暑さと同じだけ、冬の寒さが厳しくなっています。昨年の末には、不凍液を入れる前にきた寒波で、トイレがひび割れました。その前年には、ガス湯沸かしの内部が破裂しました。今年は、その轍を踏むまいと暖かく晴れた日を狙って、茅野の水抜きに行ってきました。
植木の手当や、家の補修の手配、それに本格的な大掃除です。強力な掃除機を持って行って、絨毯を何回も掃除しました。茅野は、空気のきれいなところで、ほとんど家の中には、埃やちりは溜まりません。階段や廊下の板の間にも、ほとんど汚れていないのです。生活をしていないから、繊維くずもあまり飛ばず、外の埃も入らないので、絨毯は軽く掃除してきただけでした。今回は、風を通し、塵をはたき、絨毯の掃除をしっかりやってきましたが、掃除機の中もそれほど汚れないのは、驚くほどです。
茅野の街は、標高750mぐらいです。私の家は、900mを越えたところにあります。本格的な別荘であるチェルトさんやベルウッドさんの山荘は、標高1400メートルぐらいですから、私のところから、まだ5度ぐらい下がるところです。900mぐらいが、通年住むには上限あたりなのは、その上には人は住まず、だから別荘地になっているのでしょう。
窓を開け放って、掃除をし終えて、高原の空気を胸一杯吸いながら、あと何回この素晴らしい景色が見られるのかと、ふと思うのは、やはり六十代後半になって来たからでしょうか?
ハインツホリガーのオーボエの澄み切った音が、タンノイのレキュタンギュラーGRFから聞こえています。何という音でしょう。このシステムは、何度もお知らせしているように、旧いQUADの44+405IIのコンビです。SPケーブルも近くの電気屋さんで買ってきた20芯の普通の細いケーブル。新しいのは、SACDプレーヤーの1200ESぐらいです。クロックの改造は、石田さんにお願いした最後の機械です。
澄み切った音は、この高原の初冬の風によく似合います。日が傾く前に東京に戻らないと帰れませんが、しばらくはこの音に浸っていましょう。
11月に入ると、信州の高原は一気に秋から冬へと歩みを早めます。寒気が流れ込んでくるとき、茅野から原村にかけての高原地帯は、北海道より冷えるときがあるのです。寒気と放射冷却と高地の三拍子が揃うと、あっという間にマイナス数度に下がるのです。
この二年ぐらい、夏の暑さと同じだけ、冬の寒さが厳しくなっています。昨年の末には、不凍液を入れる前にきた寒波で、トイレがひび割れました。その前年には、ガス湯沸かしの内部が破裂しました。今年は、その轍を踏むまいと暖かく晴れた日を狙って、茅野の水抜きに行ってきました。
植木の手当や、家の補修の手配、それに本格的な大掃除です。強力な掃除機を持って行って、絨毯を何回も掃除しました。茅野は、空気のきれいなところで、ほとんど家の中には、埃やちりは溜まりません。階段や廊下の板の間にも、ほとんど汚れていないのです。生活をしていないから、繊維くずもあまり飛ばず、外の埃も入らないので、絨毯は軽く掃除してきただけでした。今回は、風を通し、塵をはたき、絨毯の掃除をしっかりやってきましたが、掃除機の中もそれほど汚れないのは、驚くほどです。
茅野の街は、標高750mぐらいです。私の家は、900mを越えたところにあります。本格的な別荘であるチェルトさんやベルウッドさんの山荘は、標高1400メートルぐらいですから、私のところから、まだ5度ぐらい下がるところです。900mぐらいが、通年住むには上限あたりなのは、その上には人は住まず、だから別荘地になっているのでしょう。
窓を開け放って、掃除をし終えて、高原の空気を胸一杯吸いながら、あと何回この素晴らしい景色が見られるのかと、ふと思うのは、やはり六十代後半になって来たからでしょうか?
ハインツホリガーのオーボエの澄み切った音が、タンノイのレキュタンギュラーGRFから聞こえています。何という音でしょう。このシステムは、何度もお知らせしているように、旧いQUADの44+405IIのコンビです。SPケーブルも近くの電気屋さんで買ってきた20芯の普通の細いケーブル。新しいのは、SACDプレーヤーの1200ESぐらいです。クロックの改造は、石田さんにお願いした最後の機械です。
澄み切った音は、この高原の初冬の風によく似合います。日が傾く前に東京に戻らないと帰れませんが、しばらくはこの音に浸っていましょう。