たとえば、出張など無く、職場のお付き合いも無く、お客の接待もせず、ばくちもやらず、飲みにも行かず、毎日、家に帰ってきたら、まっすぐレコードを聴ける環境にあったとしましょう。レコード一枚を50分ぐらいとすると、夜遅く大きな音で聞くわけにはいかないので、一晩、聞けて3枚だと思います。
一週間に5日間聞けるとすると、年間210日、約600枚のレコードを聴けることになります。輸入盤で1枚3000円とすると180万円。毎月レコードの購入費だけで15万円です。ボーナスを入れると、これだけが趣味だとするとなんとかなるかもしれません。現実的には、もし子供も無く、奥さんもお仕事を持っているとしたら可能でしょう。そうすると、30歳から初めて、60歳までの定年までそのペースを保てるとしたら、30年間で18,000枚のレコードに埋もれることになります。
もちろん、これは机上の計算です。しかし、さすがにここまでは行きませんが、ヘビーなレコードマニアは、やはり生涯に1万枚の大台には乗るようです。そして、40年前は普通のレコードだったものが、昨今のレコードブームにのり、オリジナル盤の異常な高騰もあって、そういうヘビーなマニアの家はいわゆるお宝レコードで埋まっていることになります。創業当時のAppleの株を持っているような物です。
しかし、この大量なレコードを収納するとすると、、、
びっしり入る、段ボールを作ると32センチ角で約100枚はいります。一間の押し入れにその箱を入れると、40箱ぐらい入ります。ですから、押し入れ一つで、4000枚ですね。18000枚ものレコードを収納するとすれば、押し入れが、4〜5部屋分必要になります。
以前、ご紹介したレコード棚に使える万能棚が、この大きさで400枚分ですから、18,000枚を置くには、この棚が45台必要なのです。棚自身が20キロありますが、レコード自身の重さも、一枚250グラムだとするとこの棚が埋まると、100キロ、棚も入れると120キロです。仮に六畳間の長辺方向にこの棚を並べて二段積むと12個並びます。1.4トンの加重ですね、六畳間の耐加重は、1.8トンぐらいですから、部屋の事も考えなければなりません。
さすがにこの量まで来ると、家中の押し入れはレコードに埋まるようです。わたしの知っているレコードマニアは、隣の家が空いたとき、そこを購入して、家中をレコード棚にしました。また、お子さんが独立したのをきっかけに、その部屋はもちろん、廊下の物入れまで、どこを開けてもレコードで一杯というおうちもあります。
何時も登場する、友人のS.O君もその例外ではありません。集めているのは、オリジナル盤ばっかりですから、量もさることながら価値がうなぎ登りです。そのS.O君と、彼の友人のレコードマニアのお宅を先日訪れました。聴かせていただいたレコードは、40年来愛聴してきたものですが、昨今のオリジナル盤ブームで、高いものは30万ぐらいになっているようです。
もちろん、マニアの彼らは手放しません。しかし、10〜20年すれば、それらはまた世間へと還元されていくことでしょう。現在、高価な初期盤を買い求めている人は、昔、進行形では変えなかった世代の人たちです。40〜60歳までの現役の世代の方でしょうね。骨董品と同じで、だんだん数は少なくなっていき、ますます希少品になるのです。しかし、ある程度、出回ればまた相場は安くなってきます。Klempererのレコードは、数年前までは、高い値段でしたが、最近は現実的な?価格帯に落ち着いてきたようです。
しかし、レコードコレクターというものは、罪深く、欲深い人たちです。もちろん自分もその末席に連ねますが・・・。
一週間に5日間聞けるとすると、年間210日、約600枚のレコードを聴けることになります。輸入盤で1枚3000円とすると180万円。毎月レコードの購入費だけで15万円です。ボーナスを入れると、これだけが趣味だとするとなんとかなるかもしれません。現実的には、もし子供も無く、奥さんもお仕事を持っているとしたら可能でしょう。そうすると、30歳から初めて、60歳までの定年までそのペースを保てるとしたら、30年間で18,000枚のレコードに埋もれることになります。
もちろん、これは机上の計算です。しかし、さすがにここまでは行きませんが、ヘビーなレコードマニアは、やはり生涯に1万枚の大台には乗るようです。そして、40年前は普通のレコードだったものが、昨今のレコードブームにのり、オリジナル盤の異常な高騰もあって、そういうヘビーなマニアの家はいわゆるお宝レコードで埋まっていることになります。創業当時のAppleの株を持っているような物です。
しかし、この大量なレコードを収納するとすると、、、
びっしり入る、段ボールを作ると32センチ角で約100枚はいります。一間の押し入れにその箱を入れると、40箱ぐらい入ります。ですから、押し入れ一つで、4000枚ですね。18000枚ものレコードを収納するとすれば、押し入れが、4〜5部屋分必要になります。
以前、ご紹介したレコード棚に使える万能棚が、この大きさで400枚分ですから、18,000枚を置くには、この棚が45台必要なのです。棚自身が20キロありますが、レコード自身の重さも、一枚250グラムだとするとこの棚が埋まると、100キロ、棚も入れると120キロです。仮に六畳間の長辺方向にこの棚を並べて二段積むと12個並びます。1.4トンの加重ですね、六畳間の耐加重は、1.8トンぐらいですから、部屋の事も考えなければなりません。
さすがにこの量まで来ると、家中の押し入れはレコードに埋まるようです。わたしの知っているレコードマニアは、隣の家が空いたとき、そこを購入して、家中をレコード棚にしました。また、お子さんが独立したのをきっかけに、その部屋はもちろん、廊下の物入れまで、どこを開けてもレコードで一杯というおうちもあります。
何時も登場する、友人のS.O君もその例外ではありません。集めているのは、オリジナル盤ばっかりですから、量もさることながら価値がうなぎ登りです。そのS.O君と、彼の友人のレコードマニアのお宅を先日訪れました。聴かせていただいたレコードは、40年来愛聴してきたものですが、昨今のオリジナル盤ブームで、高いものは30万ぐらいになっているようです。
もちろん、マニアの彼らは手放しません。しかし、10〜20年すれば、それらはまた世間へと還元されていくことでしょう。現在、高価な初期盤を買い求めている人は、昔、進行形では変えなかった世代の人たちです。40〜60歳までの現役の世代の方でしょうね。骨董品と同じで、だんだん数は少なくなっていき、ますます希少品になるのです。しかし、ある程度、出回ればまた相場は安くなってきます。Klempererのレコードは、数年前までは、高い値段でしたが、最近は現実的な?価格帯に落ち着いてきたようです。
しかし、レコードコレクターというものは、罪深く、欲深い人たちです。もちろん自分もその末席に連ねますが・・・。